ホワイトバルサミコ酢(白バルサミコ酢)を使ったことはありますか?
最近ではバルサミコ酢はよく使われるようになってきましたが、ホワイトバルサミコ酢も一本あると本当に便利!まろやかでありながら爽やかな味わいは魚介類のサラダにも。
今回は成城石井やカルディでも購入できる、美味しくてお手頃価格のホワイトバルサミコ酢をご紹介します。
成城石井やカルディで買えるアルチェネロ有機ホワイトバルサミコ
美味しいホワイトバルサミコ酢のお話をする時に外せないのは、マルピーギ(MALPIGHI)社のホワイトバルサミコ酢。バルサミコ名産地として知られるイタリアのモデナの老舗マルピーギ社のお品は、お料理好きな方のサイトでもよく紹介されていますね。
5年熟成の200mlのお品が5000円ほど。間違いなく美味しいホワイトバルサミコ酢です。
MALPIGHI(マルピーギ) プレリバート 5年熟成ホワイトバルサミコ 200ml

私が今回ご紹介したいのは、そこまでレベルは高くはないけれど十分美味しい!普段のお料理に惜しげなく使えるタイプ。
ホワイトバルサミコ酢を初めて購入する方に自信を持っておすすめしたいのが、アルチェネロ有機ホワイトバルサミコビネガーです。
お料理に色のつかないホワイトバルサミコ酢は一本あると便利ですよ。
よく見かける黒っぽいバルサミコ酢ほどまったりと濃厚ではありません。ホワイトバルサミコ酢はまろやかでありながら、すっきりとした味わい。
グリーンサラダはもちろんのこと、魚介類とも合わせやすい爽やかさも持ち合わせています。
レモンを切らしていることに気づいて、この一本に救われたことも!私はサーモンやホタテをサラダ仕立てにする時にも使います。
アルチェネロは世界的によく知られるイタリアのオーガニックブランド。ブランドを表す馬のマークがついたオーガニックのオリーブオイルを見たことがあるも方もいらっしゃるのではないでしょうか?パスタやトマトソースも多くの人々に愛されています。
アルチェネロのホワイトバルサミコ酢の原材料は、イタリア産有機ぶどうから作られる有機ぶどう果汁と有機ワインビネガー。酸化防止剤などは添加されていません。
成城石井やカルディで気軽に購入できるところもおすすめのポイント。
オリーブオイルやワインビネガーの棚に並べられています。
Amazonの数多くのレビューを読むと、こちらのホワイトバルサミコが大人気のお品であることがおわかりいただけるはず。
ALCE NERO(アルチェネロ)有機ホワイトバルサミコ・ビネガー 250ml
ホワイトバルサミコ酢とバルサミコ酢はどう違うの?
バルサミコ酢の原料はぶどう果汁。ぶどうの果実を圧搾して、果汁を煮詰め濃縮していきます。様々な木材の樽に移し替えながら何年もかけて自然発酵させることにより、香り豊かなバルサミコ酢が生まれるんですね。
濃縮していく段階で高温で長い時間かけて、そして赤ワインビネガーと混ぜ合わせてできるのが通常のバルサミコ酢。
それに対して、低温で短時間濃縮、白ワインビネガーと混ぜ合わせてから比較的短い期間寝かせてできるのがホワイトバルサミコ酢です。
そのためホワイトバルサミコ酢では、白ぶどうの持つ爽やかな色や香りを感じることができると言われています。通常のバルサミコ酢ほど甘くまったりとした味わいではなく、まろやかさの中にも程良い酸味の仕上がりです。
後述するホワイトワインビネガーほどの強い酸味ではありません。
高価な本物の黒色のバルサミコ酢を味わったことがある人が、すっきりとしたホワイトバルサミコ酢を試してみると、その差に驚かれることでしょう。
同じ「バルサミコ酢」という言葉ではくくれないほどに大きな違いがあるんですね。
ホワイトバルサミコ酢は透明に近いので、食材の色合いをそのまま活かすことができます。グリーンサラダやトマトを使ったサラダ、キャロットラぺなどとも相性がいいですよ。
ちなみに普通の黒いバルサミコ酢については、個人的にはアルチェネロのもの(写真右)はあまり好みではなかったです。おすすめしたいバルサミコ酢はこちらでご紹介しています。
https://sakura-ko.tokyo/malpighi-3400.html

ホワイトバルサミコ酢とワインビネガーはどう違うの?
バルサミコ酢もワインビネガーも、どちらもぶどうから作られるという点は同じ。
バルサミコ酢はこれまでお話ししましたように、煮詰めたぶどう果汁をゆっくりと木の樽で自然発酵させて作られます。
ワインビネガーも中には木樽でゆっくり熟成させる高価なお品もありますが、一般的にはバルサミコ酢に比べて短い期間で作られます。
ワインビネガーの場合はぶどう果汁に酵母を加えアルコール発酵させ、さらに酢酸菌を添加して熟成期間を短くする場合も。
バルサミコ酢の方が長い時間をかけて熟成させているので、濃厚な味わい。独特の芳醇な香りを持つのですね。
だからと言ってバルサミコ酢の方が常に優れているというわけではありません。料理や好みによって使い分けるのがおすすめ。
ワインビネガーには赤と白があります。いずれにしても、酸味がはっきりしていてさっぱりとした味わい。フランスに住んでいた頃はワインビネガーをよく使いました。サラダのドレッシングはもちろんのこと、煮詰めて酸味を飛ばしてソースに仕上げることもよくあります。
ワインビネガーは製造の段階で煮詰めないので、料理の段階で煮詰めるのでしょうか。鶏肉のワインビネガー煮などを思い出します。
それに対してバルサミコ酢は、製造の段階で十分濃縮されています。特に何年もかけて熟成された本物の高価なバルサミコ酢はそのものの完成度が高いので、料理に使って手間暇かけたりするものではないと考えています。
そこそこに熟成したIGPと書かれているバルサミコ酢でも、お肉料理や生ハムにシンプルに合わせるだけでとっても美味しいものもありますよ。
甘くてまったりとした黒い濃厚なタイプのバルサミコ酢であれば、ほんの少し果物やアイスクリームにかけるなど、大事に味わってくださいね。

ホワイトバルサミコ酢を使ったレシピとアイディア
さて、ここからはホワイトバルサミコ酢をどんなお料理に使うのかをご紹介します。
成城石井やカルディで買えるホワイトバルサミコ酢はこんな時に便利
画像:nbkk.co.jp
成城石井やカルディでも購入できるアルチェネロ有機ホワイトバルサミコ酢は、普段のお料理にもぴったり。それほど高価というわけではないので惜しげなく使えます。
実際によく作るものをあげてみますね。
- グリーンサラダ
- キャロットラぺ
- サーモンとカブのサラダ
- カルパッチョ
ホワイトバルサミコ酢がオリーブオイルと相性が良いのは言うまでもありません。オリーブオイルの方が多めの1:2くらいの割合でドレッシングに。
あるいは先にオイルと塩で野菜に味をつけてから、最後にホワイトバルサミコ酢を振っています。
サーモンとカブの薄切りのサラダはレモンで作ることもありますが、ホワイトバルサミコ酢でも美味しい!
レモンを使うとサッパリとした感じに。ホワイトバルサミコ酢を使うとまろやかな甘味を感じます。仕上げにカルディで買えるピンク粒胡椒を振って味を引き締めて。
カルパッチョやセビーチェも同様。レモンのかわりにホワイトバルサミコ酢を使うこともあります。
今ちょっと写真がないので、次回作ったら載せますね。
ホワイトバルサミコ酢を使ったみんなのレシピ
通常のバルサミコ酢ほど知られてないホワイトバルサミコ酢。でもその魅力にハマっている人達も。
Twitter上でホワイトバルサミコ酢の魅力を語る人のコメントをご紹介します。
まずは私も大好きなキャロットラペ。クミンを入れるっていいですね。
キャロットラペ
にんじん200g(約1本)を細く千切りにしたら、塩2つまみで軽く塩揉みして水分を切り、ホワイトバルサミコ酢大さじ2、オリーブオイル大さじ1、蜂蜜小さじ2、クミンホールひとつまみで和えたら最強の箸休めになります。
りんご酢でもいいすよ
オレンジ入れたら完璧#おうちでsio pic.twitter.com/oXIyTHjjur— 鳥羽 周作 (@pirlo05050505) May 2, 2020
次はピクルス。ホワイトバルサミコ酢を使うと、ワインビネガーを使うよりまろやかで口当たりのいいピクルスになりますね。
【ピクルス】
砂糖 100g
酢 200g
水 250g
塩 12g
レモン 1個酢はホワイトバルサミコ酢推奨。
レモン以外を火にかけて砂糖を溶かし、火を止めてからレモンを絞ってレモン自体も入れて冷ます。
あとは塩ゆでした野菜を浸けていくだけ。
我が家の常備食です(´・ω・`)#フランス料理#レシピ pic.twitter.com/HI0wAkP7Vc
— フランス料理ロドゥラ (@laudelacuisine) January 23, 2019
そして海老とキウイのマリネ。美味しそう!
白バルサミコ酢は魚介類との相性がいいです。通常の黒いバルサミコ酢ではこうはいきません。
海老とキウイのマリネ タイムとカルダモンで。
背開きでわた取った海老を、沸かした湯に白ワイン入れて再度沸かしたので茹で、冷水に取って殻剥き。キウイとフレッシュタイム、カルダモンパウダー、白バルサミコ、オリーブオイルで和える。
うすはりで名高い松徳硝子のタンブラーで白ワイン。→ pic.twitter.com/qq0yAAJdj5— さなえごはん (@sanae_foodgeek) April 21, 2020
白バルサミコ酢は和食にも使えます。合わせ酢のような感覚ですね。
和え物・酢の物に限らず、酢飯を作る時にも便利。甘味と旨味を兼ね備えているホワイトバルサミコ酢は、そのままご飯に混ぜるだけ酢飯になります。特にサーモンなど少し洋風のお寿司におすすめ。
白バルサミコの酢味噌。(白味噌、白バルサミコ、塩、水)
みょうがの新芽を茹でて和えてみました。
みょうがの新芽は生でも香りが良くおいしいですが、熱湯で茹で上げ、皮をむいて和えると食べやすく、また違ったおいしさに会えます。 pic.twitter.com/CtcpoEa1OH
— たなか れいこ (@612mikan) May 25, 2019
最後にご紹介するのは、デザートにホワイトバルサミコ酢を使った例です。果物やアイスクリームに使う場合は、熟成期間の長いまろやかなタイプを。
黒いバルサミコ酢のように色がつかないのも嬉しいですね。
苺カルダモンソースで丸ごとモッツァレラ。
フォークで潰した苺にカルダモンパウダー・オリーブオイル・白バルサミコ・塩少々。モッツァレラは室温に出してミルキーさ増しの毎度のやつ。モッツァレラに塩振ってオリーブオイルたらり。
ポイントは、レモン汁ではなく白バルサミコだったところなのです。 pic.twitter.com/XUmvxSdIdZ— さなえごはん (@sanae_foodgeek) March 9, 2020
ホワイトバルサミコ酢は、通常のバルサミコ酢のまったり濃厚な感じが苦手な方にも試していただきたいお品。
個人的には、白ワインビネガーだと時には酸っぱ過ぎる場合があるので、ホワイトバルサミコ酢の方が好きです。
普段は和食中心の方にもご利用いただけますので、ぜひ一度試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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