今の60代の女性は、とても元気!若い頃に海外旅行を楽しんだことも多い世代ですね。
60代と言えば、子育ても終わり、もしかすると親の介護さえ終わった人もいることでしょう。そろそろ自分の健康も心配になってきて、旅行を楽しめるのは今しかないのでは??という思いも。
今年もイギリスに2週間行って来た桜子が、シニアの海外一人旅としてロンドン旅行をおすすめします。
60代女性に海外旅行をおすすめする理由
女性は子育てや介護など、自分のことは後まわしになりがち。そういった家族の世話を終えてホッと一息できるのが60代。
そして、なおかつ自分が健康でアクティブでいられる時間は、もしかしたら短いのかも。海外旅行に出かけられるのは、60代が最後のチャンスかも。
国内の温泉には70代でも80代でも行けます。元気なうちに海外に先に行きましょうよ。
60代女性に一人旅をおすすめする理由
夫や友達といっしょの旅行ももちろん楽しい。でも、ひとりの時間も楽しめるのが今の60代ではないでしょうか。
若い頃に友達や家族と海外に行った人も多いことでしょう。その時にゆっくり見ることのできなかった美術館や博物館を、60代の今、自分のペースで見てまわるのもいいですよね。
若い頃は仕事で忙しくて、やっと取れた休暇であわただしく空港に向かった人も。
60代であれば、旅が始まる前から本を読んだり調べものをしたり。旅を何倍も楽しめます。
60代女性の旅行先にロンドンをおすすめする理由
英語圏である
海外にひとりで行こうかと検討する人であれば、英語を勉強している場合もあるでしょう。私のまわりにも、英語学習を長年続けている方が何人もいらっしゃいます。
語学が苦手という人であっても、他の外国語よりは英語ができるはず。英語が通じない国に行くよりは、英語圏の方がはるかに楽です。
ロンドンは移民も多く、多くの人がそれぞれの訛りで話してます。レストランやショップの店員はイギリス人でないことが多いのも現実です。
自分以外は皆が英語を上手に話しているように感じるかもしれませんが、ネイティブとは限りません。ロンドンはいろいろな国出身の人がいる分、いろいろな訛りの英語を理解してくれようとします。
歴史ある街はシニアにこそおすすめ
ロンドンは歴史を感じさせる建物も多く、大人の旅行先としておすすめできます。
美術館や博物館の多くが入場料無料。イギリスの歴史などを勉強してから出発すると、さらに楽しむことができますね。
ガーデニング、紅茶、アンティークマーケットなど、シニア女性の趣味に関連しそうな見どころもたくさんあります。高級スーパーのエコバッグもいいものが売っていますよ。
上の写真はケンプトンのアンティークマーケットで撮ったものです。
治安がそこそこにいい
日本より治安がいいと言える国はそうそうありません。そのため、どこの国に出かけても危険だとも言えます。
イギリスも実際いろいろなことが起きていますが、アフリカや中東、南米、あるいはアジアの一部の地域に比べると旅行しやすいと言えます。
ロンドンは地域によってまったく雰囲気が違います。道を一本隔てただけでも大きな違いがある場合も。治安が悪い地域は、落書きが多い、ゴミが散乱しているなどでも判断できます。散策していて何かを感じ取った時には引き返しましょう。
ブランド物を買いあさる趣味は私にはありませんが、特に女性一人旅の場合は多少お金を払っても良いエリアに宿泊することは大切だと考えます。例え、狭い部屋であっても。
良い地域では人々は親切です。男性は階段でスーツケースを持ってくれたり、ドアを開いて待っていてくれたり。本物の英国紳士を見かける確率が高いです。
また、特に個人で海外旅行に出かける際には、外務省のたびレジというサイトに登録することを強くおすすめします。

旅行中に現地で何か事件・事故があった時など、メールですぐに知らせてくれます。また、万が一事件に巻き込まれてしまった場合にも、素早く救出されることにつながります。

直行便がある
直行便はやはり楽。初めての一人旅であれば、やはり直行便がおすすめです。日本航空(JAL)、全日空(ANA)、ブリティッシュ・エアウエイズがあります。
海外主要都市を経由する便も数多くあります。時間と手間はかかりますが、かなり安くなる場合も。カタール経由、香港経由、ドバイ経由など。いろんな選択肢があるのは嬉しいですね。
ヨーロッパへのご旅行はカタール航空
公共交通機関が便利
一人旅ではレンタカーやタクシーは利用しにくいもの。ロンドンは地下鉄やバスが発達していてとても便利。
上の写真は地下鉄ですが、少しだけ郊外に行くと地上を走っています。
また、赤い2階建てバスは一度は乗ってみてくださいね。高い位置から街並みを眺めているだけでも楽しいものです。

ロンドン発のツアーも魅力的
見どころの多いロンドンですが、イギリスは田舎も素敵です。
もし個人旅行で行った場合でも、現地発の日帰りツアーや一泊ツアーを組み合わせると旅行が一段と楽しくなりますよ。
公共交通機関ではまわりづらいのがコッツウォルズや湖水地方。シニアの一人旅でレンタカー利用はちょっと難しいもの。現地発ツアーとしてはVERTRAが日本から日本語で予約できるのでおすすめです。
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食事は美味しくなりつつある
昔から不味いと言われてきたイギリス料理。私が初めてロンドンに行ったのは30年近く前。その当時と比べると、イギリスの料理は確実に美味しくなっています。
フランス、イタリア、スペインなどのレストランも多く、様々な料理を楽しめます。
また移民が多いので、インド、レバノン、トルコといった料理も美味しいです。
上の写真はトルコ料理店の前菜。ロンドン在住のスペイン人友人と食事をした時のものです。パブで待ち合わせをしたのですが、「食事はどこに行く?トルコ料理?イタリア料理?フランス料理?」と聞かれたのはロンドンらしいなと思いました。イギリス料理が候補に入っていませんね。
そして、私が最近はまっているのはレバノン料理。中東で一番美味しいとも言われていて、今回の旅行中も何度もひとりの食事を楽しみました。
上の写真はムサカです。ムサカはギリシャ料理として知られていますが、レバノンのものは一味違いますよ。今回食べたものはジャガイモやベシャメルソースは使っていないムサカ。ナスやトマトにクミンの香りが広がり幸せ!ワインを置いていないお店だったのが、唯一残念でした。
また、紅茶とスコーンやビスケットなどについては美味しいと自信を持っておすすめできます。高級なアフタヌーンティーもいいですが、スーパーに売っているビスケットでさえ美味しいものがあります。
上の写真左は、セインズベリーというスーパーのビスケット。Taste the Differenceというシリーズは、このスーパーのプライベートブランドの中でも上のランクを表しています。
写真右はマークス&スペンサーというスーパーで購入。このゴールドの箱の紅茶は、我が家で毎朝飲んでいるもの。そのままでも美味しいですし、ミルクティーもおすすめです。
ロンドンを旅行先に選びたくない人の理由
私はロンドンが大好きなので、ロンドン旅行の良い面ばかりを述べてしまいました。
もちろんロンドンを旅行先として選びたくない人もいます。そんな人にはどんな理由があるのでしょうか?
物価が高い
確かにロンドンは物価が高いです。
食材を買って作れば節約できますが、特に外食が高いです。
私はキッチン付きのところに泊まることもよくあります。今回もWaitroseという高級スーパーマーケットの近くにも泊まりました。美味しいチーズやお惣菜を買って来るという方法もありますよ。
地下鉄やバスなど公共交通機関については、東京より使いやすいです。
東京は各社複雑に乗り入れていて料金体系が別ですが、ロンドンではTransport for Londonがほとんどをカバーしています。そのため、料金も1日の上限があるなど割安感があります。
オイスターカードを購入して、たくさん活用しましょう。
アジア諸国に比べて遠い
ロンドンへは直行便でも12時間ほどかかります。
アジア諸国に比べると飛行時間が長いので、体力的に難しいという場合もあるでしょう。
事情があり旅行期間を長く取れない場合も、ヨーロッパ旅行は難しいでしょう。
食事が美味しくない
イギリスは食事が美味しくないということは、多くの人から聞かれることです。
確かに同じヨーロッパでもイタリア・スペイン・フランスなどと比較すると、食について大きな期待は持てないというのは否定できません。
だからと言ってイギリス料理に美味しいものがないわけではありません。上の写真はイギリス田舎で食べたラム料理ですが、柔らかくて本当に美味しかったですよ。
シニアも一人旅に出かけよう
若い頃は今の人生がいつまでも続くような錯覚がありましたが、60歳くらいになるとそうはいかないことを実感します。心も身体も。
人生にやり残したことはないだろうか?と考えてしまうことも。
夫、親、子供や孫、ペット、お金、仕事、自分の健康…旅行に出ようとしてもなかなか踏み切れない理由を誰もが抱えています。
入念に計画を立てて、思い切って出かけてみましょう。
実際に初めて個人旅行で出かける人のためには、次の記事にコツをまとめてます。より具体的なお話ですので参考にしていただけると嬉しいです。

シニアの旅行についてはこの記事も書いています。

コメント
ロンドンに住みたいと思っているんですが、就労ビザが必要。
ロンドンには30~70代の人が働いているそうです。
ロンドンに家を買うのが目的なのに仕事なし・金なしの51才・・・・・・・・・・・・・・・・
日本のデフレが嫌なので海外に住みたいなあと思っているんです。
もし住めたら海外永住の候補ですがバンコク・ロンドンです。
バンコクは活気がありました。
ロンドンは思い入れがあるからです。
キョンチャンさん、私も老後はイギリスに住みたいと考えたことあります♪
ロンドンの老人ホームも見学に行きました。バラの花が咲き乱れる中庭にはバイオリンを弾くおじいちゃんがいて。
そして、なんとそこは、どちらかと言うと低所得者向けのホームと聞いてびっくり!
ただ、私が移住する方法は見つかりませんでした。
今は…大好きなロンドンには長期滞在で時々訪れることができれば…という気持ちです。