ロンドン駐在妻の暮らし~英語学習方法・おすすめのボランティア

ロンドンの美しい街並み雑記

駐在員の妻の暮らしは、今と昔ではずいぶんと変わってきています。

私が20年以上前に初めてヨーロッパに住んだ頃は、優雅な駐在員妻の暮らしができる景気のいい時代でした。思い出してみると、それなりに贅沢にお買い物もお稽古事も旅行も。

50歳を過ぎてロンドンに引越した時には、駐在員の待遇は昔とは大きな変化が。妻である私も年をとって、海外生活の楽しみ方に変化が。お稽古事をまったくしませんでした。

そして最近の若い駐在妻の方は、専業主婦の方ばかりではありません。夫の転勤に合わせて現地就職したり。ご自分のキャリアアップを考えていらっしゃる方も。そのパワーには感心してしまいます。

お金を上手に使いつつも、せっかくの海外生活を楽しむためには、妻は日々どのようにして暮らせばいいのでしょうか?苦手な英語はどのようにして克服すればよいのでしょうか?

私のロンドンでのボランティア経験が駐在妻生活の小さなヒントになれば、と思って、今回は勇気を出してご紹介します。

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駐在妻を取り巻く環境の変化

ロンドンの街並み

駐在妻を取り巻く環境は、実は時代の流れとともに大きく変化しています。

インターネット環境

今はネットがつながっていることなんて当たり前のことですが、私が初めてヨーロッパ暮らしをした頃にはそんな便利なものはありませんでした。

ネットがあると、駐在妻の生活にどんな影響があるのか見てみましょう。

日本との距離が近くなった

以前は国際電話が高かったので、今ほどは家族や友人との長電話はせずに手紙を書くこともありました。

でも今はネット環境があるのでライン通話などを利用して無料で話せます。日本についてのあらゆる情報は、日本に住んでいるのと同じような感覚で手に入れることが可能。日本に一時帰国するための航空券も安くなりました。

つまり、外国暮らしを数年したからと言って、日本の情報から置いて行かれる心配はほとんどありません。

帰国後の復帰もスムーズです。

無駄なお付き合いに時間を取られないですむ

昔は海外生活の情報を得るアイテムと言えば、本などの出版物でした。

そして、おつきあいから得られる口コミがとても大事だったんです。日本食はどこで買えるか?病院はどこがいいか?などなど。先輩主婦からの情報は貴重でした。

でも今はネットで調べることが可能。本当に仲の良いお友達づきあい以外の、ちょっと憂鬱な集まりに無理して参加しなくても海外で生きていけます。

まあ、子供関係は手を抜けないという事情はありますけどね。

キャリア持続のための選択肢がいろいろ

夫の海外転勤に合わせて妻が退職→キャリア中断は、昔は普通のことでした。中断どころか、もう外で働くのは終わりというケースも。

今では働き方も多様化。ITスキルがある人でしたら、世界中のどこにいてもフリーランスで仕事を続けることも可能です。

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駐在員家庭の家計の変化

変化したのはネット環境だけではありません。

お給料がダウン

いつの時代でもたくさん稼いでいる人はいらっしゃいますが、一般的には駐在員のお給料は景気が良かった頃と比較して厳しいものになっています。

将来の年金が不安

若い世代になるほど将来の年金に対する不安は大きいため、海外生活だからと言って思いっきり散財することはできません。

駐在妻が帰国後も専業主婦を続けるのは難しい

けして専業主婦を否定するつもりはありません。

一般的な話として、日本帰国後に残りの人生が数十年ある場合には、何らかの再就職をするケースが多くなっています。

私の場合イギリスから帰国した時は50代半ばでしたが、それでも英語を使うパート事務の仕事に就きました。

お金をかけずに駐在妻も英語を身につけたい


そんなこんなで大きく変化した駐在妻の暮らし。無駄なお金をかけずに、楽しく充実した海外生活を送りたいと思いますよね。

そこで欠かせないのが、赴任国の言葉の習得。イギリス生活であれば、いつの時代であっても英語の習得はやはりとても大事と言わざるを得ません。

日々の生活を楽しく過ごすためにも。キャリアアップしたい人にとっても。

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駐在妻の英語力

英語の辞書

私が見てきた印象ですと、駐在妻は「元々語学ができるタイプ」と「そうでもないタイプ」の2つに完全に分かれます。私はもちろん後者。語学は苦手!

年齢を言い訳にしてはいけないとは思うけれど、50歳過ぎると記憶力の衰えも悲しいほど。

英語がしゃべれる人はキラキラまぶしくさえ見えました。

でも、しゃべれる人って、帰国子女だったり留学経験があったりするんですよ。彼女たちが英語を話すのを見ていると、カッコいいなって私も思いました。

けれども彼女たちは彼女たちで、すごく高いレベルで上達について悩んでる場合もあるんです。ただの「英語ペラペラな人」から「ビジネス英語完璧な人」になりたいなど。

ロンドンの街並み

駐在員はともかく駐在妻は、元々語学が得意な人ばかりだとは限りません。人生にたった一度の数年の海外暮らしの場合もあって。特に赴任当初は慣れない外国での子育てや夫のサポートに忙しい毎日で、自分のことは後回しになりがち。

そして、「そうでもないタイプ」、つまり元々語学が得意でない人たちは、駐在期間を通して日常会話が何とかなるのが精一杯。そして残念ながら帰国後は、時間とともに忘れることが多いのです。

それって残念なことですよね。やっぱりチャンスは生かさないと!

たいした英語力でもない私が言うのもおこがましいですが、期間限定の海外生活をその後の人生の楽しみにつなげたい

そこで出会ったいろんな国の人たちとの交流が続くのは楽しいもの。今はネットがあるので昔に比べて続きやすいし、海外旅行も手軽です。

駐在妻はどうやって英語を勉強したらいいの?

大人であれば文法の学習は必要。英語を聞いてるだけで徐々にしゃべれるようになるのは子供だけです。少なくとも中学の英文法の本を勉強しなおしましょう。

私は「おぉ!三単現のS、懐かしい!!!!!」というレベルからのスタートでした。

大丈夫!当時英語が苦手だった人でも、大人になって読解力がついています。英文法の理屈は当時よりスムーズに理解できるはず。それに何と言ってもモチベーションが違います。実際に使う必要があるのですから。

英語の文法学習のあとには?~ボランティア

私の場合、ロンドン引越前に英文法を学び直しました。何しろ学生時代から数十年の月日が経っていましたので。

ロンドンでは語学学校にも少しは通いました。ただ日本人は文法テストができるので上のクラスに上がる傾向があり、結局は自分の首を絞める結果になります。

そこで、ロンドンで実際に私がやったことの中で役に立ったと思われることをご紹介します。

  • 地域で開催されている図書館などの無料語学クラスに参加
  • 教員養成系の学校の生徒役として参加(とても安価)
  • ボランティア活動に参加

あまりおすすめできない方法は

  • 家庭教師

自分の都合に合わせて予定が組めるので、この方法を選ぶ駐在妻は昔から多いですね。

一番の問題はレッスン代が高いことです。

それに、いつも同じひとりの人と話すので、発音や言い回しのクセに慣れて聞き取りやすくなります。しかも、相手はあなた向けにわかりやすくゆっくり話すプロですからね。

大変であっても、いろんなアクセントの人と話した方が力がつきます。

ロンドン駐在妻にはボランティア活動をおすすめ~OXFAM

ロンドンのチャリティショップ

駐妻生活は初めてではなかったので、お稽古事やお食事にお買い物の生活にはもう魅力を感じなかった50代主婦。

OXFAMというチャリティショップで3年間働かせてもらったおかげで、充実したロンドン生活を過ごすことができました。実際の業務は寄付された品物の仕分けや値付け、レジでの販売です。

語学学校にはほとんど行かなかったけれど、ボランティア活動によって必然的に英語漬けの日々に

言葉の問題もあり最初は失敗も。それでもほんの少しずつですが成長して、人から必要とされるようになるのは何歳になっても嬉しいこと。特に我が子が子離れして寂しい時期にちょうどよくて、更年期を感じずに過ごせました。私の場合…。

いろいろな国のスタッフとともに汗水流して働くことを通して、仲良くなれますよ仕事のあとに、パブでビールを飲みながらおしゃべりも楽しかったです。

帰国後もお互いの国を行ったり来たり。交流は続いています。

今でもロンドンに行くと、働いていたお店に遊びに行って裏でお茶を飲んだり。ホッとします。また他のショップに移った人も多いので、いろんな地域のショップ訪問も楽しみです。

oxfamショップ

英語力については、帰国後すぐに受けたTOEICのスコアが865。耳が慣れたおかげで取れた、瞬間風速のような点数。

正直なところ実際はそれほど上手とは言えませんが、老後の人生がより楽しくなる程度には身についたと思っています。イギリスだけでなく、ひとりで気軽に海外旅行に出かけられるようになりました。

スタートのレベルがあまりにも低かったので、「伸びしろだけはあった」とも言えますね。

チャリティショップの店内

ロンドンのチャリティショップでのお仕事は、英語にまだあまり自信がないという駐在妻にもおすすめしたいボランティア活動。

「遅刻せずに勤務につく」「真面目に働く」といった日本人の大人であれば当たり前のことを、とても高く評価してもらえます

ロンドンは様々な国の人が働いていますので、ショップのマネージャーは「外国人の上手ではない英語」や「外国人の対応」に慣れているとも言えますね。

またマネージャー自身がイギリス人ではない場合も多く、外国人としての悩みなどわかってくれる場合も。

私のチャリティショップのボランティア活動は週に2-3回。実はそれ以外にも全く別のボランティア活動にも週1回参加していました。

子育てが終了していたので自分の時間はたっぷり。ボケかかった頭でしたけどね。

駐在妻の方の中には子育ての真っただ中という方もいらっしゃることでしょう。でもボランティア活動は週1回でもOKという場合もロンドンにはあります。他のヨーロッパの国と比較しても、寛大に外国人が受け入れてもらえます。

ボランティアのためのVISAを取得してイギリスに入国しようとしたら特に最近は大変ですが、駐在妻の立場であればVISAは問題がないはず。ぜひ海外生活を楽しんでくださいね。

最後に、私が働いていたOXFAMというチャリティショップのボランティア募集に関するサイトをご案内します。

Oxfam GB | Questions about volunteering

ご興味のある方はお気軽にコメントください。わかる範囲でお答えします!

また、OXFAMだけでなく、イギリスには様々なチャリティショップがあります。もしボランティアで働かなくても、ぜひお店の中を気軽にのぞいてみてください。その地域柄がわかって面白いですよ。

お買い物をする人の視点から魅力的なチャリティショップをご紹介しているのは、こちらの記事になります。

ロンドンのチャリティーショップ【2019】実際に行った23のお店
ロンドンには数多くのチャリティーショップが。主に近隣住民から寄付された洋服やアクセサリー、雑貨などが販売されています。チャリティーショップ巡りのコツを、ロンドンのショップで3年間ボランティアスタッフとして働いた桜子がご紹介。

なお帰国後も毎年イギリスに行ってますが、日本では意識していないと英語を使う機会が少なくなってしまうのが現実です。

オンライン英会話などもいろいろやってみましたが、私の場合は英会話カフェLanCulが一番合っているようです。

都内中心に20ヶ所ほどある中から、その日の気分で行きやすいカフェに立ち寄ります。ビールでも飲みながらリラックスして英語でおしゃべりは楽しいですよ。

初心者のための時間もありますので、赴任前の慣らしとして参加するのもおすすめです。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

コメント

  1. アバターとも より:

    初めまして、5月末から夫の赴任の関係でロンドンに住むことになりました。私は英語が苦手で、会話も伝えることはできても、相手の言っていることはほとんど分かりません><今不安でいっぱいです。語学力をつけたいけど、今の状態で語学学校に行っても苦しいかなぁ、とか色々考えて塞ぎ込みぎみです。ボランティアかぁ!とこのブログから新しい道を知ることができました。ありがとうございます。こんな私ですが、何から始めたら良いのか、アドバイスをいただけるとうれしいです!

    • sakurakosakurako より:

      とも様、はじめまして。コメントをありがとうございます!!!
      ロンドン生活が始まったばかりなんてうらやましい限りです。
      楽しみですね♪
      とは言え、英語が聞き取れずに不安だというお気持ちはよくわかります。
      私もそうでした。ロンドンは外国人の割合がとても高いです。イギリス人に見えても実はかなり訛りの強い英語を話している外国人…というケースも多々あります。
      美しいイギリス英語をゆっくり話してくれる暇なおばあちゃんとお友達になれるのが一番なんですけどね(笑)
      ちょっとお返事が長くなりそうなので、別記事を書くことを考えています。
      記事の中でご質問をそのままご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?