オリーブという言葉から思い浮かべるのはオリーブオイル。私たち日本人の生活にもすっかり溶け込んだオリーブオイルについては、キッチンに欠かせないという方も多いことでしょう。
さて、今回ご紹介するのはオリーブグラッセ。
オリーブ入りのクッキーは小豆島のお土産屋さんで見かけることがありますが、グラッセとは珍しい。
これは初めての美味しさです!
オリーブグラッセはマロングラッセのオリーブ版?
グラッセとは元々はフランス語。砂糖をまぶした…という意味。
確かにマロングラッセは砂糖に包まれたお菓子ですね。
では、オリーブグラッセはオリーブに砂糖をまぶしたお菓子?
オリーブはどちらかというと塩気があるイメージですよね。どんなお味に仕上がっているのでしょうか?
オリーブグラッセを試しに購入
今回オリーブグラッセを購入したのは小豆島にある東洋オリーブさん。
オリーブ大好きな私。スペイン、ギリシャ、イタリア、トルコ、モロッコ…と地中海沿岸のオリーブ生産国で食べ歩いてきましたが。ついに日本のオリーブで有名な小豆島に行って来ました。
店内にはオリーブオイルをはじめとして、オリーブの加工品や化粧品まであって嬉しい。気になるものがいくつもあって悩みます。結局、オリーブオイルは重いのでネットで注文して配送してもらうことに。この日は旅行中にも気軽に食べられるオリーブグラッセを購入してみました。
上の写真では、一番左。真ん中の段にありますよ。
オリーブの樹に癒されつつオリーブグラッセを味見
小豆島滞在中はもっぱら路線バスを乗り継いでどこにでも出かけた私。
お店訪問のあとには、樹齢千年のオリーブの樹に会いに行くことにしました。小豆島の親切なバス運転手さんのおかげで楽しい旅。「近くまで行ったら降ろしてあげるので大丈夫ですよ」と。
上の写真の緑の案内がバス停。お客さんがいる時だけ停車する「フリーバスのりば」だったのですね。
ここでバスを降りて、海に向かって歩いて行きます。オリーブ畑を見ながら進んでいくと…ありました!
ああ、気持ちのいいお天気♪
樹齢千年のオリーブ大樹はスペインから贈られたという立派なもの。海辺に立つその樹は青い空が本当によく似合います。
自然と祈りを捧げたくなるような、そんな不思議な樹。
私たち2人以外には誰もいません。ベンチに座ってゆったりとした時間を過ごしました。
そして、ふと思い出したんです。バッグには買ったばかりのオリーブグラッセが入っていたことを。
思わず樹の下に置いて記念撮影。
こちらのオリーブグラッセはスペイン産のオリーブ。スペインから贈られた樹とぴったりではありませんか。
ちなみに東洋オリーブさんのお品はほとんどが小豆島産のオリーブを使っています。特に小豆島産手摘みオリーブのエキストラバージンオリーブオイルは素晴らしいです!
ただ、国産オリーブにはその良さが、そしてスペインやギリシャ産にはその良さが。お値段も品種も違いますものね。
このオリーブグラッセについては、小豆島産ではなく輸入オリーブが合うのだと個人的には納得。ほど良く肉厚でジューシーなオリーブだという印象を受けました。
さっそく味見。
口に入れるとまずは砂糖の甘さが広がります。そして噛みしめるとオリーブそのものの深い味わい。
このコンビネーションは未経験の美味しさでしたよ。
ジャンルとしてはドライフルーツになるのでしょうが、今まで食べたことがあるドライフルーツとはまったく違います。
オリーブにはほど良い程度の塩気は感じますし、そのジューシーな味わいは生かされているんですよ。
コレってあり得ないよね?あり得ないよね?と自分に問いかけながら、なぜか癖になりそうなハマる味。初めての組み合わせなのでどこか否定したい気持ちがあるのに、帰宅後にまたすぐ注文してしまったという不思議なお品でした。
届いたのはこちら。撮影のために梱包資材などを取り除きましたが、瓶物もきっちり丁寧に梱包されていました。
このオリーブグラッセ、ワインに合うというコメントを見たことがあります。私もワインは好きですが、どちらかと言うと熱い焙じ茶に合わせたいかしら。
もうひとつ、もうひとつだけ…と手が伸びてしまいます。でも一袋で423kcalありますので、ひとりで一気に食べきってしまわないように。それだけは要注意かもしれません。
パッケージはこんな感じ。グリーンの模様はオリーブをイメージしてますね。
原材料名を見ると、オリーブと砂糖だけなんですね。身体に良さそうです。
ちなみにパッケージの表には「おりーぶぐらっせ」と平仮名で書かれていますが、パッケージ裏の名称は「オリーブグラッセ」とカタカナになっています。
楽天市場には公式直営店があるんですね。
オリーブグラッセ(おりーぶぐらっせ)オリーブ お菓子 食用 小豆島 東洋オリーブ
Amazonでも取り扱いがあります。こちらは送料込みのお値段なので割高感がありますが、購入者のレビューはとても参考になるかと。
東洋オリーブ テレビで紹介されました オリーブグラッセ
ちなみに成城石井でも店舗によっては販売されているとの情報があります。
オリーブグラッセができるまで
こんな美味しいオリーブグラッセはどうやって作られているのかしら?と思っていたら、なんと!動画が公開されていました。
ただオリーブに砂糖をまぶしただけではなかったんですね。
糖蜜で長時間熟成させた後に乾燥させ、砂糖をまぶしているとのこと。そんな丁寧な工程により深い味わいが生まれるのでしょう。
ひとつひとつのオリーブに目を配るきめ細やかさとその手際の良さ。袋詰めの作業など、機械に任せっぱなしではなくプロの厳しい目が光ります。
よく言われることですが、やはり「作り手の顔が見える食べ物は安心」ですね。

なお、東洋オリーブ公式サイトはこちらになります。

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