ロンドンには観光したいスポットがたくさんあるけれど、住んでいた私がおすすめしたいのがMaryleboneのハイストリート。
日本語では、マリルボーンあるいはメリルボーンと表記される場合があり統一されていません。
初めてロンドンを訪れて、1泊や2泊しかない方にはおすすめできません。バッキンガム宮殿やロンドンアイを先に観光した方がいいでしょう。
観光名所は一通り見終わって、豊かに暮らす人々の日常の暮らしに触れてみたい方にMaryleboneをご紹介します。
Maryleboneはどんなところ?
Maryleboneは観光名所というよりはちょっとおしゃれなロンドンの人たちの暮らしが感じられるエリア。ハイストリートには、カフェやレストランはもちろんのこと、素敵なインテリアやオーガニック系のお店などなど。
どこの都市だって多かれ少なかれそうですが、ロンドンは場所によって街並みや住んでいる人たちの雰囲気がまったく違います。
そんな違いを感じ取るのも旅の楽しみのひとつではないでしょうか?
私はそこでお洋服や家具を買ったことは一度もありません。何か買うとしたら、チーズやお友達へのお土産のエコバッグ。お散歩して、カフェに入ってゆっくり過ごします。
近隣からの寄付品の集まるチャリティーショップもありますが、さすがにレベルの高いアイテムを見かけますね。覗いてみるのも楽しいですよ。
Maryleboneはどこにある?
Maryleboneはオックスフォードストリートとリージェンツパークの間あたり。
Marylebone villageと言われることもあります。治安もよく落ち着いた地域。特にハイストリートでは素敵な英国紳士や上品でおしゃれな女性を見かけます。
Maryleboneのおすすめのお店
Maryleboneのハイストリートには素敵なお店がいっぱい。
実際に訪れて撮った写真とともにご紹介しますね。
Maryleboneのレストランやカフェ
まずはじめにレストランやカフェです。
ORRERY EPICERIE
こちらのORRERY EPICERIEはフレンチカフェで軽く食事もできます。外を歩く人を眺められるカウンター席もいいですね。
LE PAIN QUOTIDIEN
LE PAIN QUOTIDIENはベルギー生まれのベーカリー&カフェ。
日本にもお店がありますが、ロンドンにもいくつかあって人気のお店。私はハムステッドのハイストリートやハムステッドヒースの方をよく利用しました。
できるだけオーガニックの食材を使っていて、飲み物も身体にやさしいものが揃っています。
Maryleboneの美味しい食材のお店
オーガニックのものなどこだわりの食材を扱ったお店が、この街によく似合っていますね。
良いものを扱っていますので、当然ながらお値段はします。
素敵な老婦人が、日々のお買い物のあとにお店でひとりで紅茶を飲んでいたり。そんな日常の一コマを見かけるのも私の楽しみのひとつだったり。
The Natural Kitchen
Natural Kitchenはオーガニックの食材のお店。チーズやお肉、野菜、果物、調味料など厳選された食品が販売されています。
カフェでの食事もおすすめですが、お惣菜、パン、サラダなどTake awayできるメニューもあります。滞在しているホテルに持ち帰るのもいいですね。
La Fromagerie
こちらのお店はチーズ専門店。
チーズのコーナーには驚くほどのたくさんの種類が!
チーズだけでなく、野菜や果物、ワイン、加工食品など、選び抜かれたこだわりの食材の取り扱いがあります。
店内にはカフェスペースもあって、ワインとチーズなど楽しむことも。覚えておきたいスポットですね。
Maryleboneのインテリア雑貨のお店
続いてご紹介するのは、お部屋を飾る可愛い雑貨のお店や本屋さんです。
Daunt Books
Daunt Booksはロンドンでは有名な素敵な本屋さん。そして、「世界で最も美しい書店」とも言われているのが、このMarylebone店なんですね。外観もまるでアンティークショップのように見えませんか?
Daunt BooksはMarylebone店を含めて全部で9店舗。私はHampsteadとBelsize Parkのお店にも時々立ち寄ります。
こちらはMarylebone店の店内の様子。本のジャンルにかかわらず、国別に分けて棚に並べられているのが大きな特長です。
エコバッグが人気で、実際に私も愛用しています。丈夫で使いやすいですよ。
The Conran Shop
The Conran Shopはロンドンに3店舗ある家具やテーブルウエア、キッチングッズなどのお店。
イギリス人のインテリアデザイナーであるテレンス・コンラン氏の目にかなったアイテムが並びます。
Emma Bridgewater
Emma Bridgewaterは、イギリス生まれの陶磁器のお店。カラフルな色使いとポップなデザインはよく知られてますね。
VV Rouleaux
VV Rouleauxはリボンの専門店。店内には様々なリボンが所狭しと並びます。
場所はハイストリートではなく1本隣の通り沿いです。
Maryleboneのお洋服のお店
次にご紹介するのは可愛いお洋服のお店です。とは言っても、Maryleboneに立ち並ぶお店はロンドン発ブランドばかりではありません。
Bonpoint(ボンポワン)
Bonpointhはフランスの老舗の高級子供服ブランドです。
パリ、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク、東京など世界中に100店舗以上。子供服をお探しの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
TOAST
TOASTはイギリスに17店舗ある、機能的でおしゃれなお洋服のお店です。
チャリティーショップ
チャリティーショップはイギリス中にあります。主に近隣の方からの寄付品を販売して、その売り上げをチャリティー活動にあてています。
洋服や生活の品々が寄付されますので、チャリティーショップのアイテムはその地域の生活レベルを反映しているとも言えます。
Oxfam Marylebone
Oxfamは貧困に苦しむ人たちのために活動しているチャリティーショップです。
Cancer Research Marylebone
こちらはガンの人たちのためのチャリティーショップです。
ロンドンの注目すべきチャリティーショップについて後日詳しい記事を書くつもりです。3年間ボランティアスタッフとして働いていた話はこちらに。

Maryleboneハイストリートから歩けるおすすめスポット
ハイストリートを訪れたのであれば、ぜひ合わせて立ち寄って欲しいところがあります。
特にウォレスコレクションの美術館はおすすめですよ。
The Wallace Collection(ウォレスコレクション)
ロンドンには大英博物館やV&A博物館など入場無料の素晴らしい博物館があります。けれども、あまりにも膨大な展示物と多くの観光客には疲れを感じることも。
そんな時に思い出して欲しいのがウォレスコレクション。オックスフォードストリートから徒歩圏にこんなに落ち着ける素敵な美術館があるのに、多くの観光客は気づいていません。
ヨーロッパの絵画、陶磁器、家具など。個人的にはセーブル焼きのコレクションが好きです。
また好きな絵があって、イギリス在住中にはその絵に会うためだけに何度も立ち寄ったものです。
入場料は無料。中にはレストランもあります。
Selfridges(セルフリッジズ)
オックスフォードストリートに出れば、セルフリッジズがあります。
イギリスではハロッズにつぐ2番目に大きいデパート。1階の食品売場には、お土産になりそうな魅力的なアイテムが揃っています。
すでに一通りロンドン観光をしてしまった方は、ぜひMaryleboneに行ってみてくださいね。


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