我が家の母親は認知症で要介護1の認定を受けています。
認知症の人の介護でよく聞く心配事は徘徊。ひとりで出かけてしまい行方不明になることですね。そんな家族を持っていて悩んでいる人はいませんか?
私もそうでした。最近では母がスマホを持ち歩いてくれないのでGPSも利用できず困っていたところ、とても便利なアイテムを発見。
まもサーチの購入にあたっては、やはり実際に使った人のブログやレビュー・口コミが気になりますよね。実際に数ヶ月間使ってみた感想をご紹介!
高齢者介護中あるいは子育て中の方のお役に立てれば幸いです。
まもサーチはGPS利用の見守りサービス
上の写真は、80代の母が実際に使っている様子。彼女がお出かけする時に必ず持って行く小銭入れには、まもサーチと家の鍵がついています。
これのおかげで、母の居場所は私のスマホから確認できるのです。
ひとりでお出かけは心配ですが、あれもダメこれもダメと拘束すると彼女の生活はつまらないものになってしまいそう。
行動を拘束するためではなく、少しでも自由にしてあげるための製品ではないでしょうか。
それでは、まもサーチがどんなアイテムかを見ていきましょう。
【2020年11月20日更新】
なんとまもサーチが値下がりしています。
私は5280円でAmazonで購入したのですが、なんと楽天市場で2979円(送料無料・税込み)になています。さらには楽天ポイントもつきますよ。
ちょっと悔しいくらいのお値下げですが、これから購入する人はラッキーですね。
まもサーチ(見守りGPS/大切な人をスマホで見守り)
まもサーチの特徴
公式サイトの情報を元に、私が実際に使ってみた得た情報をプラスしてお伝えしますね。

通信料が安い
本体をAmazonなどで購入後は通信料のみで利用可能。
ベーシックプランの場合は月額480円。1年間ですと480円×12→5760円になりますが、年額プランで申し込むと5000円です。
我が家の場合は月額プランで申し込み。年額プランだと760円お得ですが、購入時には母が継続して使えるかが確かではなかったので月額プランにしてみました。
高精度で安定した位置情報
一般的なGPSだけでなく、日本の衛星測位システム「みちびき」の電波も利用。
私は東京在住ですが、位置情報については今のところ問題ありません。若干のズレがあることについては、Google Mapでも同じ経験をしてます。細い道1本くらいズレていることはありますが、利用する上で問題を感じることはありません。
小さくて軽い
丸型で直径約cm、厚み約1.4cm、重さは約20g。コロンとした形で可愛いです。
他社の類似アイテムも調べましたが、やはりこの小ささと軽さは購入の決め手になりました。
専用アクセサリーの種類が豊富
別売でバッグに取り付けるための専用アクセサリーが用意されています。カラーも豊富なので、お子さま利用の場合には魅力ですね。
うちの場合は軽さを重視したので、そのままカバーをつけずに使っています。本体に細いストラップを通せる穴が開いていますので便利です。
まもサーチの主な機能
上の写真は、まもサーチ本体(左下)、まもサーチ充電ドッグ(左上)、まもサーチが入っていたパッケージ(右)です。ストラップは自分で用意しました。
まもサーチ本体には、油性サインペンで緊急連絡先の電話番号を記入して使っています。画面上ではそれを消しているのですが、画像処理が下手で見苦しくなっています。実物は白いシンプルな機器ですよ。
それでは、まもサーチの便利な機能を見てみましょう。
居場所がわかる
スマホのアプリ地図上に現在地が表示されます。
動きがわかる
エリアを設定しておくと、そこから出たり入ったりした時点でスマホに通知されます。
この機能が本当に便利。自宅エリアを設定してありますので、母がふらふらと出て行ってしまった時にはスマホにすぐに連絡が。メールだけでなくプッシュ通知も設定できるので、ロック画面に表示が。また、どの経路を通って移動したかも地図上で確認できます。
最大5人で見守りできる
高齢者や子供を家族で見守ることができます。最大5人で見守り。我が家の場合は私だけでなく妹にも母の動きを見てもらえます。
やはり複数で見守った方が怪しい動きに早く気づくことができますね。都合のつく家族が迎えに行くなど対応できます。
また、ひとりで最大5台を登録できますので、複数の子供を見守るといったケースにも便利です。
丈夫でバッテリーの充電が長持ち
まもサーチ本体のバッテリーが少なくなると、スマホに通知が来ます。バッテリーの充電器は可愛らしく手軽。フル充電にかかる時間も1~2時間くらいと、スマホの充電ほどはかかりません。
ただ認知症の高齢者が自分で充電するのは難しいので、別居の親の場合はそのあたりを要チェック。
丈夫さについてはまだ長く使っていないのでわかりません。新しいアイテムなので、まだレビューや口コミも少ないですね。
公式サイトによると、生活防水・防塵仕様となっています。
まもサーチの主な機能の使い方については、公式サイトの5分ほどの動画がわかりやすいです。お時間のある方はぜひ!
まもサーチの料金
利用料金は本体価格プラス通信料。事務手数料、アプリの利用料、解約手数料などはかからないシンプルな料金プランです。携帯電話のように複雑な料金システムではないのでスタートしやすかったですね。
本体価格は税込み・送料無料で5280円。Amazonで注文したら翌日届きました。
通信料については、2020年5月現在ではベーシックプランのみ。月額プランが480円、年額プランが5000円です。
楽天市場でもお取り扱いがありますね。
レビューを見てみたらその評判が低いことにびっくり!
確かに位置情報が正確ではないというのは否定できませんが、私の認識ではGPSとはその程度のものであると思っています。
また大きさが小さいということは、バッテリー持ちに過度な期待はできないということです。
たまに母にまもサーチを持たせるのを忘れて外出された時の不安感は言葉に表せません。金額と安心感のバランスを考えると、私は満足してます。
まもサーチを他のアイテムと比較
まもサーチは高齢者やお子様の見守りに便利なアイテム。
まだスマホを持たせるにはちょっと早い。でもひとりで出かけることもあって心配な小学校低学年のお子様にぴったり。スマホよりずっとお安くて手軽ですね。
我が家の場合は認知症の母親のためでしたので、主にその観点から比較したポイントをご紹介します。
他のGPS利用の機器との比較
私が比較購入した時点ではサイズと重さが最小。これは購入を決める上で大きなポイントでした。他社のものはいずれももっと大きかったです。
スマホとの比較
母の場合、数年前まではスマホをなんとか利用していて、出かける時には携帯していました。なので連絡が取り合えましたし、GPSで居場所を確認することができたのです。
ところが最近はスマホは家に忘れて出かけるので、役に立たなくなりました。
そもそも彼女にとってはスマホは電話に過ぎないので、必要ないと思うと置いて行かれてしまいます。他の機能と兼用されたアイテムは無理であることがわかりました。
お子さんの見守りの場合ですと、まだスマホを持たせるのには早過ぎる小学校低学年の頃にはおすすめですね。
GPS機器搭載の靴との比較
実は、最初は認知症の人のための靴の購入を検討していました。
ところが母の好みのデザインの靴が見つかりません。靴は初期投資の額が大きいのに、もし使ってもらえなかったら困ります。お気に入りの今の靴を履き続けたいと言いそうなので、この案は却下となりました。

まもサーチのレビュー
新しいアイテムを購入する時に気になるのが、実際に使っている人のレビューや口コミ・評判。私がまもサーチを使ってみた感想をご紹介しますね。
まもサーチのプラス面
まずは、まもサーチの良かったと思った点をお伝えします。
小さくて軽い
常に携帯してもらう必要がありますので、小さくて軽いことは大事。
利用者、つまりお年寄りやお子様が必ず持って出かけると考えられるものに取り付けることになります。母の場合は、家の鍵がついた小銭入れを持って出かける習慣があるので、それにつけることに。
母は高齢なので、GPSなんて理解できません。まもサーチ本体の表面には私の携帯電話番号を書いておいて、「迷った時にはこれがあると安心ね」と伝えてあります。
20gと小さいので、負担になりません。本体にストラップホール(小さな穴)があけてあって、専用ケースを使わないでも手持ちのストラップを通すことができます。
指定エリアから出た時にスマホに連絡が来る
指定エリアから出た時に気づけること、この機能だけでもまもサーチを選んでよかったと思えるほど便利です。
あとから移動履歴を確認できる
その日の移動の様子はもちろんのこと、以前の移動履歴も確認が可能。
「そう言えばこの日はどうしてたかしら?」とあとから気になった時も、地図上で移動の様子が確認できて便利です。
まもサーチを取り付けた貴重品を探すことができる
母が鍵を取り付けた財布を置き忘れて来たことがあったんです。財布には鍵だけでなくまもサーチも取り付けてあったおかげで無事に発見できました。
母を探すために購入したまもサーチがこんなことで役に立つとは、本当に意外な発見でした。
まもサーチは小さくて軽いので、移動の様子を追いたい様々なケースで利用可能。高齢者やお子様に限らず幅広く活用できそうです。
気軽に始められる
料金プランがシンプルでわかりやすいこともよかったです。高齢者介護の場合、見守る側も高齢者に近づいていることも多いので、契約までの道のりが複雑だと始めたくありませんよね。
操作が簡単
料金プランがシンプルなだけでなく、設定も簡単ですし日々の操作も簡単です。
本体にはボタンが1個にランプが1個だけというのも嬉しいですね。たくさんボタンがあったら私が覚えられません。
説明書は簡単な紙切れ1枚ですが、アプリの中にはQ&Aや問い合わせフォームが用意されています。
まもサーチのマイナス面
次に、まもサーチを使っていてちょっと気になるマイナス面もお伝えします。
使い方によってはバッテリーの充電が持たない
公式サイトによるバッテリーの持続時間は以下のようになっています。
2分:2~4日間
5分(エコモード):3~5日間
OFF:4~6日間※1日の稼働時間を3~5時間と想定
参照:mamosearch.jp
まもサーチは定期的に位置情報を取得しているわけですが、2分おきと設定するとバッテリーの消耗は早くなります。5分おきというエコモードにも設定できるんですね。(定期更新間隔はスマホから簡単に操作が可能。)
まもサーチをお子さまが外出する時だけ利用するのであれば、通常はバッテリーの問題はないはず。
しかしながら、遠くに住む認知症の高齢者を24時間常に見守るという使い方には無理があります。
これだけ小さくて軽いのですから、放っておいても長い月日使えるほどバッテリー持ちが良いはずはありません。当然と言えば当然でしょう。
バッテリーが少なくなるとスマホに連絡が来ますので、いつのまにか充電切れという心配はありませんよ。
私の場合は室内に設置しているカメラなど他の機器と合わせてまもサーチを利用。行動が読めない認知症の方の場合は、複数の手段を使って対策を取るのがおすすめです。
まもサーチが動かないことも
まもサーチに限らずGPSを利用した機器の場合はやむを得ないのですが、電波環境が良くないエリアでは正しい情報を得ることはできません。
Amazonでの評判を見ると、確かに良い評価ばかりではありません。
実際に私が使っていても、まもサーチが動かずに同じところに止まっている、移動しているはずなのにその情報をキャッチできないこともあります。
あるいは逆に、ずっと自宅にいっしょにいるにもかかわらず、「エリアから出ました」というメッセージが来て驚いたこともあります。
まもサーチのサポートセンターに問い合わせたところ、すぐに詳しい回答が返って来ました。「エリア通知の初期設定の半径は100メートル」に設定されているので、指定エリアの範囲を広げることにより測位のバラつきによる通知を減らすことができるとのことでした。
GPSによる位置情報にはバラつきがあるのは事実です。Google Mapを使っている人ならご理解いただける話でしょう。それはGPSを利用している機器の限界のようなものですね。今の段階では。
まもサーチは今は完璧なアイテムとは言えませんが、その値段やコンパクトな形状を考えると納得できるものではないでしょうか。サポートセンターの対応の早さなどから、一生懸命さは伝わってきます。
通常は使えるけれどたまに通信状況が悪いことがあるという程度でしたら、高額なアイテムではありませんし、何も持たせてないより何倍も安心というのが正直な感想です。
耐久性がわからない
まだ落としたり水に濡らしたりしたことはありません。発売されて間もないアイテムですので、実際に長期間にわたって使った人の口コミはないですね。
メーカーによると、生活防水・防塵仕様(IP65)。丈夫さも売りにしているアイテムですので、長く使えることを期待しています。
まとめ
超高齢社会の日本、まもサーチのような機器はこれからますます必要となってくるはず。
現在発売されているGPS利用の見守り機器の中では、まもサーチは一番小型なタイプ。良い評判ばかりではありませんが、価格と機能のバランスを考えると私はOKです。
将来的にもっと良いものが開発される可能性は高いので、年額プランではなくて月額プランで試してみるという手もあります。
大切な家族が行方不明になって大慌てすることを想像すると、納得できる価格のアイテムではないでしょうか。
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