ロンドンは女性一人旅に人気の街。
英語圏であること、美術館や博物館など見どころが多いことも魅力。
ただ、ロンドンは物価が高いのがちょっと気になるところ。個人でゆっくり旅行するとなると、ホテルの宿泊日数も長くなるでしょう。
そんな方のために、以前はイギリス在住で今は旅行者として毎年ロンドンに2週間滞在している桜子が、いつも泊っているところをご紹介します。
ロンドンでホテルを選ぶ時に重視するポイント
ロンドンは物価が高い。あなたの望むすべてを満たしてくれるホテルは高いです!
もし1泊に2~3万円かけると、ホテル代だけで2週間で28~42万円になってしまいます。
なので、ホテル選びでは譲れるポイントと譲れないポイントを明確にすることが大事。
私は毎年ロンドンに行きたいし、他の国も2週間単位で訪れていますので、『ある程度は節約派』。参考までに、ロンドンの宿泊先選びの際に重視しているポイントをご紹介。
- そこそこに安い。
- 治安がいい。
- 清潔。
- 交通の便がいい。
- キッチン・冷蔵庫付き。
- 洗濯機付き。
- 美味しいものが買えるスーパーが近くにある。
全部を満たしてくれるホテルはないので、場合によってどれかを譲歩します。
5と6については、滞在日数が短い場合は必要ありません。
7は私にとっては大事。ロンドンで美味しいものをレストランで食べようとすると、かなりお金がかかることに。レストランのきちんとした食事は、毎日では疲れてきますね。時間もカロリーも気になります。
そんな時にホテルの近くに美味しい食材を扱うお店があると、本当に便利。日本で成城石井やクイーンズ伊勢丹があれば手抜きができるのと同じです。
私はイギリスではWaitroseが好き。英国王室御用達の高級スーパーですので安心です。
お惣菜やチーズやハム、スモークサーモンなどがとっても美味しいですよ。電子レンジであたためるだけの半調理品だって、様々なバリエーションが。ワインやデザートも買って帰ると、ひとりでも幸せ!ワクワクします。
長めの滞在にも向くロンドンのおすすめホテル
それでは、ロンドンの数あるホテルの中から具体的におすすめしたいと思います。
まずはエリア選びは大切。便利であってもパディントン駅近くは私なら選びません。(駅近ではなくMaida Vale方面は良いエリアです。)
よくわかっていておすすめできるのは、やはり自分が元々住んでいたエリア。しかも実際に何度か宿泊しているところ。
今回は地下鉄Jubilee Line沿いから3ヶ所ご紹介します。
Charlotte Guest House
おすすめのひとつ目は、Charlotte Guest Houseです。
ゲストハウス?ホテルではないの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、いわゆる相部屋のゲストハウスではありません。
上の写真のように典型的なイギリスの朝食付き。イングリッシュブレックファーストというアレですね。ダイニングルームでいろんな国からの旅行者とともに朝食の時間を過ごすのも、ロンドン旅行の魅力ではないでしょうか。
写真のイングリッシュブレックファーストよりシンプルなセットも選べます。長期滞在の場合、毎朝これだけの量は食べられないのが正直なところ。
朝食にサンドイッチを注文して、余った分は昼食用に包んでもらって持ち帰っているゲストも見かけました。
写真のように、インテリアはごく普通。特に可愛いということはありませんが、コンパクトに使いやすくまとまっています。ドライヤーとティーセットもあり。女性は部屋に鏡があった方がいいですよね。
そして、気になるのが宿泊料金。シーズンやお部屋の広さに寄って変わりますが、私が泊った今回は1泊63ポンド(税込み)。日本円にして9000円ほどでした。お部屋にはシャワーとトイレ付き。
バスルーム共用でよければ、シーズンによっては40ポンドあたりからあります。
ここは部屋が狭いので、私は一人旅であってもダブルベッドのお部屋を予約することもあります。寝るだけと割り切るのであれば、シングルベッドのお部屋で十分。
Charlotte Guest Houseがあるのは静かな住宅街の中。最寄り駅はWest Hampstead。地下鉄Jubilee Lineを使えば、Bond Streetまで5駅。9分です。
オーバーグラウンドも通っているので、ハムステッドヒースにも出やすい立地です。
スーパーマーケットはSainsbury’sが徒歩圏に。少し歩くと高級スーパーのWaitroseもあります。
短いロンドン滞在であれば大英博物館の近くのホテルに泊まる旅行者も多いようですが、2週間であればこんな住宅街のゲストハウスもおすすめ。ロンドンはホテル代が高いので、これでも価格はかなりお手頃。大人気のゲストハウス。Booking.comでの評価も「すばらしい」です。
私の場合、昨年も今年もロンドンに2週間滞在。いろんな日程で金額を見ながら、次でご紹介するホテルと1週間ずつ予約を押さえました。
Smart Stay Swiss Cottage
Smart Stay Swiss Cottageは、Finchley Road Stationという駅からすぐというのが一番の魅力。それに、Waitroseという高級スーパーマーケットの大型店まで1分かかりません。Sainsbury’sというスーパーの大型店もすぐ。大きな通りに面していて、日常のお買い物には本当に便利。(ブランド物のお店はありません。)
上の写真右に写っている果物屋さんは新鮮で安い!買って帰ってお部屋で食べるのにぴったりです。
Waitroseのチーズ売場。日本であれば高価なチーズも、イギリスでは安い!小さいサイズにカットしてもらえます。
フムスもいろんな味のものが売ってます。小さいサイズの白ワインとともに、いろいろ味見もいいですよ。

スーパーは夜遅くまで営業しているので、シャワーを浴びてから気軽にお散歩がてらお買い物にも行けます。大きいスーパーの売り場を気のすむまで見られるって、私は大好きな時間です。
最終日に紅茶やビスケットのお土産まとめ買いをするのにも便利。荷造りしてみてまだ入りそうなら、また買いに行けます。
ロンドンの中心から見ると北にあたりますが、駅まで1分かからないので地下鉄にすぐに乗れるのが嬉しい!Finchley Road StationからはBond StreetまでJubilee Lineで4駅。8分しかかかりません。観光にも便利。
私の場合、朝5時過ぎに出てケンプトンのアンティークマーケットに向かうことを想定して、毎回ここに宿泊。

バス停もすぐで、多くの路線が通っていますよ。
この宿泊施設はキッチンも洗濯機もついたとても綺麗で広めのお部屋。長期滞在に向いています。
ただひとつ問題が。トイレとシャワーが共用なんです。この点が譲れない人にはおすすめできませんが、私はもう慣れました。
クリーニングは女の子が二人一組でしていて丁寧な仕事ぶり。ただやはり清掃直後のバスルームが気持ちいいので、気になる人はちょっとタイミングをはかったり工夫が必要かもしれません。(貴重品の入ったバッグは部屋に置きっぱなしにはせずに、バスルームに持って行きましょう。)
1泊(朝食なし)70ポンド(税込み)くらいから。日本円にして8500円ほどから。宿泊する日によって値段がかなり違うので、いろいろ試算してみることをおすすめします。
Hampstead Green Hill Guest House
こちらはLONDON-TOKYOという日系不動産屋のゲストハウスです。
日本人による経営ですので、申し込みから滞在中まで日本語でOK。いろいろと安心です。
私たち家族は、ロンドン駐在を終えて家を引き払い帰国するまでの間、ここに泊まりました。が、バタバタしていて部屋の写真はいいものが撮れていません。
私自身は旅行では利用したことはありませんが、観光旅行の日本人も泊まっていましたよ。日本からやって来るアンティークのバイヤーも泊まると聞いたことがあります。常連さんに人気ですね。
場所は、上でご紹介したSmart Stay Swiss Cottageの近く。Finchley Road Stationの駅からも近いので便利です。
こちらはネット予約ではなくてメールのやり取りによる予約。希望の部屋が空いていると思っていても、時間差で埋まってしまう場合も。ネット予約に慣れている人は、ちょっとわずらわしく感じるかもしれません。
英語に心配のない人でしたら、イギリス人家庭に泊まるのも面白いかもしれませんね。
実際に初めて個人で海外旅行に出かける人のためには、次の記事にコツをまとめてます。より具体的なお話ですので参考にしていただけると嬉しいです。

シニアの旅行についてはこの記事も書いています。


コメント