以前はロンドンに住んでいて、今は旅行者として毎年訪れている桜子がご紹介。
ヒースロー空港からロンドン市内にはどうやって移動する?というお話。
昨年はじめて、日本へ帰国時にロンドン中心からヒースロー空港まで地下鉄ピカデリーラインを利用してみて、意外と楽なことに気づきました。
今年はヒースロー空港からロンドン中心まで地下鉄ピカデリーラインを使ったら快適!皆さんにご紹介できるよう、ちゃんと写真を撮りましたよ。
ヒースロー空港からロンドン市内への交通手段
空港とロンドン市内の移動手段はいくつかありますので、まずは簡単にご紹介。
どれを選ぶかは「時間」と「値段」との兼ね合いで説明されることが多いのですが、もうひとつ大事なポイントがあります。
「宿泊先がどこか」という問題です。
この3つの要素を考えながら見てみましょう。
ヒースローエクスプレス(Heathrow Express)
ヒースロー空港とパディントン駅の間をたった15分で移動できる列車。早いですね。
パディントン近辺に宿泊すると決まっているのであれば、値段が高くてもこちらを選択するのがいいでしょう。旅行中はお金だけでなく時間も大切という考え方も。
今回の旅行では、日本帰国時にパディントンからヒースロー空港まで利用しましたので、追って記事にする予定です。
その時の料金はオフピークの時間帯でしたので、£22.0でした。
ヒースローエクスプレスの公式サイトはこちら。
パディントン駅の場所はこちらです。
地下鉄ピカデリーライン(Piccadily line)
最も安い交通手段。停車駅も多いしヒースローエクスプレスに比べると時間がかかります。
私は昨年ロンドンに行った時には最終宿泊先がEarl’s Courtでした。地下鉄ピカデリーラインの駅なんです。
Earl’s Courtからヒースロー空港までは、地下鉄で12駅で40分ほど。ひとつの車両に数人しか人がいないくらい空いてましたので、楽でしたよ。
ラッシュの時間帯にはおすすめしませんが、空いている時間帯でピカデリーライン沿いに宿泊の場合は自信を持っておすすめします。
今年はヒースロー空港からロンドン中心まで利用したので、次の章で詳しくお伝えしますね。
ナショナルエクスプレスのバス
コーチと呼ばれるバスで、空港からヴィクトリアコーチステーションまでを結んでいます。途中、アールズ・コートも停車します。所要時間は渋滞状況にもよりますが、40分から1時間ほど。気になる料金は£10です。
公式サイトはこちら。

荷物を預けて自分の席に座ればゆっくりとくつろげますね。
ただ、ヴィクトリアやアールズコートに泊まる人にはおすすめできますが、それ以外の場合はさらにそこからの交通手段を考えることになります。
ヴィクトリアからはロンドン市内のあちこちに向けてバスが出ています。けれども、それらの乗り場とコーチの乗り場は離れていますので、便利とは言い難いですね。
タクシー(ブラックキャブ)
宿泊先の前まで連れて行ってくれる便利なタクシー。ブラックキャブと呼ばれていて、ドライバーのレベルの高さは定評があります。
言うまでもなく、問題は値段。ホテルの場所や道路状況によりますが、£80くらいは見積もっておいた方がいいでしょう。
お友達や家族といっしょなら、ひとりあたりはもっと安くなりますね。
ミニキャブ
ミニキャブは予約制の車。ブラックキャブと比べると安いです。
昨年、ヒースロー空港から宿泊先までミニキャブを予約しておきましたが、それが大失敗。予約しておいても、入国手続きにどのくらい時間がかかるか読めないんですよね。
1時間遅れまでは料金に含まれているという契約。ヒースロー空港の入国審査が厳しくて時間がかかることはもちろん知っていましたが、その時は3時間ほどだったかしら。
そのため、結果的にかなりの超過料金を取られました。
ドライバーは空港のパーキングに停めて私をお迎えに来てくれていたので仕方ない。そのパーキング、イギリス在住中は私もいつも使っていたので高いの知ってます。彼が車を出す時に支払っていたのを見ましたしね。
日本からのミニキャブ予約は良し悪しだと思いました。
ところが!です。
先日イギリスに行って驚いたのですが、2019年5月より入国審査の時間が大幅に短縮。その理由は2つ。
日本人は入国カードの記入が不要に。さらに自動化ゲート(eGate)を利用できるようになったのです。
そのため、以前と比較するとミニキャブ予約はありえますね。
ヒースロー空港からロンドン市内へ地下鉄で移動
今回はJAL041便を利用。ヒースロー空港到着が朝6時25分。入国手続きもあっけないほどすぐに終わって、地下鉄の乗り場に向かって進みます。
ロンドンの地下鉄はこの赤いマークですよ。到着したのはターミナル3でしたが、地下鉄の駅の名前はHeathrow Terminals 1,2,3です。
地下鉄駅までは少し距離がありますが、マークに従って地下道を進めば大丈夫。
私の場合、ロンドンに住んでいたのでオイスターカード(プリペイド方式ICカード)をすでに持っていて、何も考えずに改札を通過してしまったんです。写真も撮り忘れました。
これは他の駅の券売機の写真ですが、基本どこの駅も同じようなもの。
右上の方にGet new cardsというのがあります。画面の下には国旗が並んでいて、日本語を選べるので安心です。地下鉄の乗り方や料金体系については、後日詳しくまとめますね。
ピカデリーラインのホームです。Central Londonへの電車と書かれています。
この駅が始発ですので、当然のことながら電車は空いています。
スーツケースを置けるスペースもたっぷりあります。
私のスーツケースはストッパーが付いていないんですよね。転がって遠くに行ってしまうのを防ぐために、チェーンロック。
地下鉄の中でiPadのSIMカードを入れ替えました。これで無事にネットもつながり、家族や友人にも連絡を入れました。移動の時間は有効に使います!
花柄のスーツケースは、前に座っているお姉さんのもの。私の荷物はスーツケースひとつと。足の間に挟んでいるリュックです。お行儀悪過ぎでごめんなさい。
でも後からこうして写真を見かえしてみると、荷物にチェーンロックをつけたり足で挟んでいたり防犯対策してるではありませんか。
ぼんやりしたシニアの一人旅に見えますが、海外生活や旅行でスリなどの被害にあったことがありません。
Green ParkでJubilee lineに乗り換え。地下鉄の案内などは東京よりもわかりやすいように思えます。路線ごとに色が違うし、若い人なら直観的に乗りこなせるでしょう。
ちなみにWay outとは出口のこと。イギリス英語ではExitという表示ではありませんのでご注意を。
到着しました。まだ朝焼けのような空で、空気が冷たく気持ち良かったです。少しだけ郊外に行くと地下鉄はこのように地上を走っています。
私の場合、ヒースローからグリーンパークまで約50分。グリーンパークからウエストハムステッドまで約10分地下鉄に乗りました。値段は£5.1でした。
昨年はサウスケンジントンから空港まででしたので、£3.1でした。
他の交通機関と比較すると、圧倒的に安いのが地下鉄ですね。
問題点をあげるとすると、重たいスーツケースがあるので地下鉄の乗り換えの階段がちょっと大変かも。エレベーター(イギリス英語ではlift)のある駅が東京より少ない印象です。
でも実際はイギリスの場合、男性がさりげなく持ってくれるんですよね。持ってくれることを期待してはいけないけれど、本当にありがたいことです。
ラッシュの時間に重ならないようでしたら、地下鉄は十分おすすめできます。混雑する時間帯であってもピカデリーライン沿いに宿泊であれば、始発駅から座れるし私なら選択肢に入れます。
ロンドンの地下鉄の乗り方については、次の記事で詳しくご紹介してますよ。


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