ハムステッドはロンドンの北部にある素敵な街。
ロンドンは見どころが多い大きな観光都市。なので、初めてのイギリス旅行あるいは2~3日ほどしかロンドン観光の時間がない人には、ハムステッドはおすすめしていません。
イギリスが大好きなリピーターの方にとって魅力ある街ですね。
今回はハムステッド駅から歩いてまわれるエリアのお店を中心にご紹介します。
ハムステッドはどんなところ?
ハムステッドは、イギリスの古き良き時代の香りを残している魅力あふれる街。高級住宅街としても知られ、近くにはハムステッドヒースという広大な公園。街中にも緑が多く、余裕のあるイギリス人の暮らしを感じさせます。
ダイアン・キートン主演の「ロンドン、人生はじめます」の舞台でもあるのがハムステッド。彼女が働いているという設定のチャリティーショップは、ハムステッドのOxfam Shopですよ。
ロンドンの高級住宅街ハムステッドへの行き方
ハムステッドに行くには地下鉄あるいはバス。
どちらを使うかは、どこからハムステッドに向かうかによって決まってきます。
Google mapで検索するのが一番ですが、ロンドンはバスが便利。景色も見えるし、私はバスが好きです。バスは46番と268番がハムステッドのハイストリートを通っています。
ところでSt John’s Woodも高級住宅街で良いお店がありますが、そこからハムステッドに向かうのでしたら46番バスで1本です。
もしロンドンの中心部からハムステッドに向かうようでしたら少し距離がありますので、地下鉄ノーザンラインの利用がおすすめ。ハムステッド駅下車。
なお、ハムステッドヒースという駅もありますが、それは地下鉄ではなくてオーバーグラウンドの駅。間違えないように気をつけてくださいね。

ハムステッドのおすすめカフェ
ハムステッドにはカフェやパブ、レストランがいくつもあります。今回は女性ひとりでも気軽に立ち寄れるカフェを中心にご紹介。カフェと言ってもコーヒーやお茶だけでなく、食事ができるところもありますよ。
ちなみに私が今回ハムステッドで友人と夕食をとったレストランは、ハイストリート沿いのCote Brasserieというお店。ロンドンのあちこちにあるフレンチのお店で、そんなに高くもなく安心して食べられます。
Buttery Cafe
ハムステッド駅から徒歩5分くらいのところにあるBurgh House&Hampstead Museumという地元の小さな博物館。
その中にあるButtery Cafeは特にお天気のいい日におすすめ。花が咲き乱れるガーデンで、ホームメイドのスコーンやケーキとともにティータイム。ランチもいいですね。
このお店は地元の人がゆっくりと過ごしているのをよく見かけます。イギリス人の生活が垣間見られるようで興味深いですよ。ハムステッドらしさを求めるのであれば、チェーン店ではなくてこちらのお店が面白いかと。
駅から歩く途中の道もイギリスらしい雰囲気があります。
月曜と火曜がお休み。パーティーのため貸し切りになることもあるので、ご確認の上お出かけください。
MANI’S
ガイドブックにはまず載っていない小さなお店だけれど、地元の人がこの路地でランチしたりお茶を飲んだり。この写真は冬のお昼前なので人が少ないのですが、季節が良くなるとお客さんでいっぱいです。
サンドウィッチはボリュームたっぷり。2人で半分ずつでも。他のお店で今度は甘いものを食べたくなるかもしれないので悩みます。
Le Pain Quotidien
ベルギー発祥のこちらのお店。タルティーヌやキッシュなど、素材の美味しさを生かしたヘルシーなメニューです。
ロンドンのちょっとおしゃれなエリアのハイストリートでよく見かけますね。
PAUL
ポールは日本でも見かけるフランスの老舗パン屋さん。カマンベールや生ハムをはさんだサンドイッチは安定の美味しさで、ハムステッドでも人気です。
GAIL’s Bakery
GAIL’S Bakeryもロンドンのハイストリートでよく見かけるベーカリー。パンだけでなくカップケーキやスコーンなどの焼き菓子もいろいろあって美味しいですね。
La Creperie de Hampstead
ハムステッドで有名なクレープ屋さん。ハイストリート沿いのKing William Ⅳというパブの前に、可愛く小さいスタンドがあります。上の写真の右端のお店がそうです。
クレープの種類はとっても豊富。sweetと呼ばれるデザート系と、savouryと呼ばれる甘くないクレープ。どちらも種類が豊富で迷ってしまうほど。
とても美味しいと評判で、日本から訪れる人も多いですね。
ただボリュームがあるので、よく考えてから注文しましょう。
ハムステッドの滞在時間が短い場合、こちらのクレープを食べたらもう他のお店のものは食べられないかも。確かに美味しいのですが、これでお腹を満たしていいのか…?他に行きたいお店はないのか…?と悩ましいです。
クレープのスタンドであって、専用のベンチはありませんでした。
私は座ってゆっくりくつろげる、そしてトイレもあるカフェを選びます。←これは街を散策する時に意外と大事かもしれません。
ハムステッドのチャリティーショップ
ハムステッド駅から徒歩圏には4つのチャリティーショップがあります。
チャリティーショップでは主に近隣の住民からの寄付品を販売。それらのお金はチャリティー活動の資金となります。
ハムステッドはいわゆる高級住宅街なので、驚くほど素敵なアイテムが見つかることもありますよ。
チャリティーショップについて詳しくはこちらの記事にまとめてあります。

Oxfam Hampstead(オックスファム)
こちらのOxfamのお店では、洋服、アクセサリー、靴、子供の絵本・おもちゃ、キッチン用品、雑貨などを取り扱っています。デザイナーズブランドのドレスを見かけることも。
ハイストリート沿いではなく、そこからほんの少しだけ入ったGayton road沿いです。
Oxfam Bookshop Hampstead(オックスファムの本屋さん)
ハムステッド駅前にあるOxfamの本屋さんです。
英語の本は読めないなんて思わずに気軽に覗いてみてください。Oxfamオリジナルのグッズもあります。
Mary’s Living & Giving Shop
こちらのチャリティーショップがハムステッドにできたのは2015年。このエリアでは比較的新しいお店です。2階もありますのでお忘れなく。
Mary’s Living & Giving Shopはどこもお店のディスプレイが素敵。中でもプリムローズヒルにあるショップは、中古の寄付品を扱っているとは思えないほどセンスのいいお店です。
ご興味のある方は上のリンク先チャリティーショップの記事をご覧くださいね。
Cancer research
Cancer Researchのお店はハイストリートに面しています。小さいお店でレジからすべて見渡せるので、入りづらいと感じる人もいるかも。
近所の人が気軽に毎日訪れるような店ですので、見るだけで大丈夫ですよ。
高級住宅街ハムステッドならではのお店
アンティークショップやカフェ併設の本屋さんなど、立ち寄りやすい素敵なお店をご紹介します。
Hampstead Antique & Craft Emporium
Antique&Craft Emporiumには、アンティークものや雑貨などを扱うお店がいくつか入っています。
中はこんな感じ。店舗数は多くないけれど、ブローチやペンダント、ティーカップなど良いお品を扱っているお店があります。
外にも並べられています。外に置かれてあるものにはあまり良いものはありません。目が届かない位置なので当然と言えば当然ですが。
営業時間は上の写真にあるとおり。月曜はお休みですね。
Keith Fawkes
ハムステッド駅からすぐのFlask Walkという細い路地は魅力的なお店が並びます。
そんな路地にある骨董品のお店。
お店の中には古本など。面白いのは路上に並べられた食器や絵画、家具などなど。近隣の家の引越処分品という話ですが、高級住宅街であるハムステッドならではの宝探しを楽しめます。中にはガラクタにしか見えない不思議なものも。運が良ければ、素敵なお品をお安く手に入れることができます。
時には地元のいたずらっ子が隠れていたり、売り物の椅子に座ってくつろぐ人がいたり。ロンドン中心部のアンティークショップとはまったく違うローカルな香りがしますね。
Waterstones
ハイストリート沿いにある本屋さんです。エコバッグや雑貨も取り扱いあり。2階にはカフェがあって、ひとりでもゆっくりできますよ。
ZARA HOME
スペインの人気ブランドZARAのインテリア関連のお店。日本では、青山、二子玉川などでお取り扱いがありますが、やはり海外のZARA HOMEのアイテムはチェックしておきたいですよね。
ハムステッドに行くと買うものがなくても必ず覗いてしまいます。見ているだけでも楽しい!
個人的には店内でかかっている音楽と香りが好き。ベビー用品や子供服もあります。
ハムステッドのナショナルトラスト(Fenton House)
最後にご紹介するのは、ナショナルトラストのひとつFenton House。地下鉄ハムステッド駅から徒歩5分くらいのところにある、17世紀のイギリス建築です。
ロンドンに住んでいた頃はナショナルトラストの会員だったのでよく訪れました。会員でなくても、入場料を払えばどなたでも中に入れます。
建物だけでなくイングリッシュガーデンが素敵ですので、お天気の良い日に訪れるのがおすすめ。
季節ごとに様々な花を楽しめるガーデン。リンゴの季節には採れたての美味しいのが販売されていました。
邸宅の中には、家具や陶器、古い楽器などたくさんのコレクションが。ここだけに限った話ではありませんが、ナショナルトラストでは多くのボランティアスタッフが働いています。高齢の方も多く、皆さんとても親切に説明してくれます。
Fenton Houseは長くお休みのこともありますので、必ず下記の公式サイトをご確認の上お出かけください。
普段は月曜と火曜はお休み。オープンは11:00とややゆっくりです。

駅からFenton houseまでの道もイギリスらしいですね。途中にはThe Holly bushというパブもあります。馬に乗ってやってきた警察官が手綱を持ったままお茶を飲んでたり、日本では見られないような光景も。癒されます。
イギリス旅行の魅力についてはこちらの記事も。

コメント
桜子さん、初めまして。
閉経したらハムステッドのマンションを購入して住みたいと思いました。
突撃!ロンドンに家を買うと言う井形慶子さんの本を読んでハムステッドに住みたいなぁと思いました。
電車恐怖症が治ると嬉しいと思います。
キョンチャンさん、コメントありがとうございます!
ハムステッドいいですよね♪
井形慶子さん、私が働いていたチャリティーショップにお買い物にいらっしゃって、アクセサリーなどたくさんまとめ買いしてくださいました。
電車恐怖症とは初めて聞きました。ハムステッドはバスでもあちこち行けますよ。