ファッジ(fudge)というイギリス発祥のお菓子を知っていますか?
食事は美味しくないと思われているイギリスですが、お菓子系は別。
日本でもアフタヌーンティーが人気ですね。スコーンやビスケットが美味しいのはよく知られていること。
ファッジはホテルのアフタヌーンティーに登場するようなものではなく、昔からあるもっと素朴なお菓子。イギリスではスーパーにも売ってますし、手作りをしている専門店もあります。
甘いものが好きな方はぜひぜひ一度お試しください。
イギリス生まれのファッジはどんなお菓子?
ファッジの原料は、砂糖・バター・練乳など。原料も見た目もキャラメルに似ているけれど、お口に入れると違いが。
ホロホロと崩れる懐かしい味わいで、コーヒーや紅茶によく合います。普段は紅茶が好きな私ですが、ファッジはとっても甘いのでビターなコーヒーが欲しくなります。
カロリーが高いのでほんの少しでやめたいのに、止まらないのが悩みどころ。上の写真ではファッジを3つお皿にのっていますが、ひとつで十分です。と言うか、やめなければいけないんです!
ファッジはどこで買えるの?
ファッジはイギリス生まれですので、イギリスであればどこのスーパーのお菓子売り場でもたいてい売っています。そんなに高いものではありません。
専門店もあります。専門店のものはスーパーに比較すると高い場合が多いです。
マーケットなどでも手作りのファッジが販売されているのを見かけますね。

イギリスのウエイトローズのファッジ
ウェイトローズ(Waitrose)はイギリスの王室御用達スーパーマーケット。品質の良さでは定評があります。
11月に行ったところ、クリスマス向けのファッジが売られていました。ミンスパイとはクリスマスに食べるお菓子。ドライフルーツのみじん切りやブランデーが使われます。
そんなミンスパイ味のファッジというわけですね。

イギリスのキューガーデンのファッジ
キューガーデン(Kew Gardens)はロンドンの西の方にある王立植物園。ユネスコ世界遺産にも登録されている大規模な研究施設でもあります。
こちらのファッジもクリスマスの時期に合わせて作られたもの。パッケージにはHand Packed for the Royal Botanic Gardens Kewと書かれています。
Salted Caramel Fudge、つまり塩キャラメルのファッジということですね。
イギリスのリバティのファッジ
リバティはロンドンにある老舗デパート。日本ではリバティプリントが有名ですが、生地だけでなく化粧品やホームウエア、家具まで販売されているんですよ。
11月は可愛いクリスマス用品でいっぱいでした。
そんなリバティで売られていたのはファラーズ(FARRAH’S)のバターファッジ。素敵な缶に入っているのでプレゼントにもぴったりですね。
1840年創業のファラーズ(FARRAH’S)は、1999年にエリザベス女王が工場を訪れたこともあるイギリスの老舗です。
リバティの店内には、ファッジ以外にもファラーズのお菓子が揃えられています。缶だけでも欲しくなってしまうくらい可愛いですよ。
専門店Roly’s FUDGEのファッジ
イギリスにはファッジの専門店も。その中のひとつがRoly’s FUDGE。店内では伝統的なレシピを用いて毎日ファッジを作っています。
メープルとクルミ、ラムレーズン、ピーナツバター、クリスマスプディングなどいろいろな味のファッジが並んでいます。
コーヒーとクリーム、クロテッドクリーム、チョコレートなどの味のファッジも。
ファッジは伝統的な方法で店内で作られます。下の写真にある大きなお鍋をかき混ぜていました。
できあがったファッジ。素朴なお菓子ですね。
こちらのお店でファッジを作る様子は動画で見ることができます。
またソースタイプのファッジも販売されていますよ。
ファッジは普通はキャラメルのような形状ですが、こちらはソースタイプ。
パンケーキやアイスクリームにかけて、ファッジの味を楽しめます。
私が行ったのはリバプールのお店でしたが、ロンドンのお店はカムデンマーケットの中にあります。
甘いものが好きな方は、イギリス旅行の際にファッジを探してみてくださいね。
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