東京でトルコ料理を!中野カルタゴで北アフリカ~トルコの美味しい旅

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カルタゴの外観レストラン
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東京のトルコ料理はどこが美味しい?

トルコ料理はもちろんのこと、イスラエル・ヨルダン・カタール・モロッコなどを旅行して以来、北アフリカや中東の料理などが気になっていた日々。

ここは美味しい!と思えるお店にやっとたどり着きました。

今回は東京の中野にある『カルタゴ』というお店をご紹介します。

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『カルタゴ』はトルコ料理だけでなく地中海料理のお店

『カルタゴ』はトルコ料理のお店と紹介されることも多いのですが、実際には地中海のいろいろな国々のお料理の美味しいお店。

日本で地中海料理と言えば、スペイン・イタリア・南仏などの魚介料理を思い浮かべますよね。こちらのお店が指すのは、地中海をはさんでその対岸の地域のお料理なんです。

カルタゴと言えば、今でもチュニジアには古代遺跡で有名な街がありますね。それではチュニジア料理のレストランなんでしょうか?

ところが、お店の名前である『カルタゴ』は現在のカルタゴという街を指しているのではなく、紀元前のカルタゴ!アフリカ大陸北岸に広がっていた、地中海貿易で栄えた国家を意味していたんです。

そのため、お料理はチュニジア料理だけではなく、チュニジア・モロッコ・エジプト・レバノン・トルコなどのお料理を中心とした多国籍料理レストランということです。

カルタゴの店内

店内の装飾品や本を見ると、シェフの思いを感じられることでしょう。

お店のオープンは1990年。30年も前であれば、この地域のお料理を知っている人は今のように多くなかったはず。そんな頃から愛情を注いでこられたなんて、美味しいはずですね。

トルコ料理とはどんなお料理?『カルタゴ』のお料理とは?

まずはじめにトルコ料理はどんなお料理かを押さえていただいて、続いて実際に私が食べた『カルタゴ』のお料理を写真付きでご紹介します。

トルコ料理の特徴

トルコ料理のスパイス

世界三大料理のひとつと言われているトルコ料理。フレンチや中華に比べると、つかみどころがないのがトルコ料理。それは訪れてみて初めて納得できた美味しさでした。

トルコはヨーロッパとアジアにまたがる国。周辺国との間の移動や支配の長い歴史の中、お互いに深く影響しあってできあがった食文化と言えます。

地中海に面していますので、地中海料理らしくオリーブオイルやトマト・玉ねぎ・ナスなどもよく使います。

イスラム教徒の国ですので豚肉は食べず、羊肉がよく登場します。鶏肉もですね。海に面していますので新鮮な海の幸にも恵まれています。

イスラム教徒ですのでアルコール類は飲まないのですが、実際に旅行した印象ですと他のイスラム圏の国に比べて飲めるレストランは多かったです。

スパイスの写真を載せていますが、特に辛かったりスパイシーな料理だったり…というわけではありません。乾燥したスパイスも使いますが、ミントやパセリなどフレッシュなハーブも好まれますね。レモンやオリーブオイル、ヨーグルトなどもよく使います。

イスタンブールで食べたサラダがあまりにも美味しかったので何か秘密があるのか聞いてみたら、キッチンに招き入れてくれてザクロの酢を見せてくれたこともありました。

周辺国でもそうですが、メゼと呼ばれる前菜が美味しい!ドルマと呼ばれるナスやピーマンに具材を詰めた料理だったり、サルマと呼ばれるブドウの葉っぱで具材を巻いた料理だったり。

とにかく、美味しい食材を細かく刻んだり、ペーストにしたり、和えたり、巻いたり…と手がかかっています。

トルコに長く住んでいた日本人友人にトルコ料理を作れるか聞いたら、ひとつひとつに手間がかかるので外食したり買って帰ったりするものとのこと。もちろん自分ですべて作れたら素敵でしょうけれど、友人の気持ちがとてもわかるような気がしました。

トルコ料理店『カルタゴ』のお料理

カルタゴの前菜

それでは実際に私が『カルタゴ』で食べたお料理を紹介します。

まずは前菜3種盛り。大好きなフムス(ひよこ豆のディップ)はもちろん外せません。そしてババ・ガヌージ(焼きナスのディップ)サラダ・メシュイア(焼き野菜のミックスサラダ)です。

美味しい!!!

1度行ってみたいと長いあいだ思い続けていたお店。前菜を食べるだけで間違いないと確信しました。これをピタパンといっしょに食べるだけでテンション上がりましたよ。

なお、思い入れの強いフムスについてはこちらの記事もあります。

フムスの食べ方いろいろ!中東旅行でハマった美味しさ
中東発祥のフムスはひよこ豆のペースト。実際に私がイスラエル、ヨルダン、ロンドン、東京で食べたフムスを写真入りでご紹介。レシピの動画や食べ方・アレンジのヒントも。美容や健康に関心が高い人たちに大人気のフムスの魅力をお届けします。

そして前菜としてもう一品。

カルタゴのタブレ

こちらはタッブーレ(タブレ)です。挽き割り小麦とパセリのサラダですね。昨年イスラエルでもこんなパセリたっぷりサラダを食べたのを思い出しました。

『カルタゴ』では平たいイタリアンパセリではなく普通のパセリを使っていましたが美味しかったです。

日本で売っているイタリアンパセリは値段が高いのにあまり香りがしないんですよね。ちなみに私はプランターで自分で育てています。

カルタゴのナス料理

続いてムサカ(ナスとラム挽肉のオーブン焼き)です。とろけるようなナスでした。

ムサカという料理はいろいろな国で食べられていますが、国によって大きな違いがあるんです。ギリシャのものは固めのベシャメルで覆われて層になっていて、切り分けて食べるタイプでした。レバノンのものは層にはなっていなくて写真のムサカよりは水分が少なかったです。ニンニクやクミンがきいていて好みでした。

カルタゴのクスクス

野菜のクスクスです。数年前に訪れて感動したモロッコのクスクスを超えました。今まで食べたクスクスの中で1番美味しかったです。

クスクスはお店によっては水っぽく膨らんで食べ飽きてしまうことがあるのですが、こちらのは違いました。味が濃いんです。辛いわけでなく塩っぱいわけでもなくて、旨味が濃い感じ。

カルタゴのクスクス

スープが別盛りになっていて、かけて食べるスタイルはいいですね。こんな感じです。

カルタゴのケバブ

最後にケバブ(ラム挽肉とナスの串焼き)。ラムは日本人にはあまり馴染みがないと聞きます。臭みが苦手だと思い込んでいる人は、ぜひ『カルタゴ』でケバブを食べてみてください。

トルコ料理店『カルタゴ』のワイン

カルタゴのワインバー

『カルタゴ』には上の写真のようにセルフサービスのワインバーがあります。

グラスワインがSサイズが350円、Lサイズが700円。どれだけ飲んだかは会計時に自己申告なんですよ。

カルタゴのワイン

セルフサービスのワインバーには、モロッコやグルジアのワインなど普段なかなか飲めない国のワインが並んでました。

ボトルワインのリストも別にあって、各種ワインが揃っているのは言うまでもありません。

トルコ料理店『カルタゴ』は東京のどこにある?

トルコ料理店『カルタゴ』へはJR中央線・東京メトロ東西線の中野駅南口から徒歩3分です。

南口の丸井の前を通り過ぎ、少し歩いたところを右に入ります。

中野駅は新宿からJRでひとつ目の駅。5分弱で着きますね。便利なところですので、地方在住の方が東京にいらっしゃった時にも立ち寄りやすいと思われます。

ただ個人経営の小さなお店。コロナ禍ではさらに席数を制限して営業されています。

予約なしで訪れてお断りされている方を何人も見かけました。ぜひお電話での予約をおすすめします。

私が食べに行った時には、常連と思われるお客さんがテイクアウトの料理のできあがりを待っていらっしゃいました。「私は急いでませんよ。」という会話が聞こえて。

お料理なさっているのはシェフおひとりですものお忙しいはず。愛されているお店だと感じました。

東京でトルコ料理なら『カルタゴ』をおすすめ

カルタゴの外装

今では昔と違って、東京にもトルコ料理のお店や中東料理のお店があります。

そこで提供されるメニューは千差万別。どんなお店を選びますか?

特別な思い入れのあるエリアの料理だからこそ避けたいのは、最近入ったばかりのバイト君が作るお料理。どんなに人気があると言われるお店でも、例えばチェーン店などではその恐れがあるんです。

そして現地の人が作るお料理であっても必ずしも美味しいとは限らないのです。残念なことに。

東京の中野で30年経営されている日本人ご夫婦のお店『カルタゴ』。トルコ料理やアラブのお料理に関心のある方ならぜひ一度味わってみてください。

carthago

 

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