鴨肉と言えばちょっと高級なイメージの食材。鴨鍋や鴨南蛮、フランス料理のコンフィの美味しさを家庭でも再現したくなりますよね。
さて、鴨肉はどこで買えるのでしょうか?近くの鴨肉販売店は?スーパーに売っているのでしょうか?
今回は鴨肉の販売店をご紹介。さらには、手間いらずで美味しい合鴨スモークロースも見てみましょう。
この合鴨スモークロースがあれば、ワインにぴったりな簡単おもてなし料理が作れますよ。お料理が苦手な人でも、料理上手と勘違いされること間違いありません!
鴨肉の種類
日本には「鴨が葱を背負って来る」という諺があるくらい、古くから鴨は食べられてきました。
多くの種類がある野生の鴨の中でも、1番美味しいとされるのが「マガモ」。ジビエ(野生)と呼ばれるのは「マガモ」です。これはもうスーパーなどで簡単に手に入るとは考えられません。
この貴重なマガモを食用として飼育したのが「アヒル」なんですね。このアヒル肉はスーパーでも外食産業でも流通しています。
それでは、良く聞く「合鴨」というのは何なのでしょうか?これは「マガモ」と「アヒル」を交配させてできた鴨。私が実際にいくつものスーパーで見かけた鴨にはこの「合鴨」という表記がありました。
なんだか紛らわしい話ですが、生物学的には「アヒル」と「合鴨」の間には明確な違いはないと言われています。
鴨肉はどこで買える?スーパーにも売ってる!
「鴨肉はどこで買える?」と近くの販売店をお探しの方。
実は鴨肉はスーパーマーケットでも売ってるんですよ。
成城石井の鴨肉
最初にご紹介するのは、最近では駅ビルなどでもよく見かけるようになり親しみやすくなってきた成城石井。
元々は厳選された高級食材を取り扱っていたスーパーだけあって、精肉売り場のある大きい成城石井には鴨肉も売っていました。
こちらは青森県産の津軽鴨。安心の国産ですね。
そこそこにお値段がしますが、牛肉と比べるとそれほど高いとは言えないでしょう。
クイーンズ伊勢丹の鴨肉
成城石井と同様に、クイーンズ伊勢丹もこだわりの食材探しに使い勝手のいいお店です。
やはり国産!岩手県産鴨肉(合鴨)がありました。
ヨーロッパでは鴨肉は固まりで売られているのしか見たことがありませんが、日本ではこのように小さくカットされてパックに入っているんですね。とても大事に取り扱われている高級食材という印象です。
ユータカラヤの鴨肉
ユータカラヤは東京・神奈川・千葉・埼玉で出店するスーパーマーケット。元々が精肉店だったのでお肉部門は強いんでしょう。どちらかと言うとディスカウントストアのような印象がありますが、なんと青森県産の合鴨ロース、こちらでも国産の鴨肉が販売されていました。
ユータカラヤの精肉売り場は本当に親切。売り場のお肉を使った美味しいレシピが紹介されています。
カットされた鴨肉とは違って、塊の鴨肉はそのままステーキにして切り分けて食べるのがおすすめ。フランス料理では鴨肉と言えばオレンジソースを思い出しますが、日本人ならシンプルにワサビ醤油もいいですね。
ココスナカムラの鴨肉
ココスナカムラは東京に8つの店舗を持つスーパーマーケット。全国展開ではありませんので利用できる人は限られているかもしれませんが、なかなか面白いお店。お得なお品はとことんお得な値段設定で心奪われます。
さて、ここでも鴨肉が買えるなんて、それだけ注目されている食材だということですね。
こちらは鴨鍋用に用意された岩手鴨(合鴨)。鍋つゆも付いているので、あとは野菜などを用意するだけ。便利ですね。
「合鴨肉は食べる直前にさっと火を通すのが美味しい食べ方のコツです」との注意書きもあって親切です。
スーパーアキダイの鴨肉
アキダイは東京で展開するスーパーマーケット。新鮮なお野菜中心にびっくりするほどお安く販売されていて、テレビ取材を受けていることもよくあるお店です。
上の写真はタイ産の合鴨ロース。解凍品となります。
お値段は断然お安いので国産と同じレベルの品質は期待できないかもしれませんが、意外といろいろなスーパーでも売っているんですね。
それでも鴨肉が見つからない時には
今回は東京のスーパーを中心に鴨肉の販売店をご紹介させていただきました。
その他には、業務用スーパーをのぞいてみると生の合鴨ではなく合鴨スモークロースが売っていることも。ただ値段は驚くほど安く、おすすめできるお味のものに巡り会えたことは私はありません。
(合鴨スモークロースであれば、次にご紹介する成城石井で販売されているものが断然美味しいです。)
味をつけていない生の鴨肉は、合鴨スモークロースに比べるとなかなか見つかりづらいもの。
近くに販売店がない場合には、Amazonや楽天市場で購入するという方法もあります。
売り切れのことも多いのですが、評価やレビューを参考にしてみてください。
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またミートガイというお肉専門の通販サイトでもマグレカナール(鴨の胸肉)を購入することができます。
ただこちらのお店の鴨肉はとても評価が高くて「売り切れ」のことも。外食が難しい今日この頃、おうちで美味しいものを食べようと考えるご家庭が多いのでしょう。もし見つけたらぜひお試しください。
成城石井で買える!ボンカナールの合鴨スモークロース
これまでご紹介してきたように、生の国産鴨肉はそこそこにお値段がします。鴨鍋をおうちで作る時に鴨肉をたっぷり使うのはなかなかの贅沢。
そこで合鴨スモークロース!私はこれも大好きです。
おすすめは成城石井で販売されているこちらのお品。切ってそのまま食べられるので、パーティーやおもてなしにもぴったりですよ。
鴨肉本来の深い味わいからは遠ざかってしまいますが、これはこれで美味しいです。
ハンガリー産の合鴨の胸肉を使ったスモークロース。表面に黒胡椒がぎっしりまぶしてあります。
下の写真のようにパックには「パストラミ」と書かれていますが、香辛料で味付けされたお肉の燻製品のことです。
鴨肉とスパイシーな黒胡椒って相性がいいんですね。薄く切って食べるだけ。ビールや赤ワインのおつまみにぴったりです。
これとカルディのオリーブを冷蔵庫にストックしておけば、急に友達と家で飲む流れになってもあわてません。

袋から取り出す時には、表面の黒胡椒がはがれ落ちてしまわないように、気をつけてくださいね。
気になるお値段は、税込みで900円ほどです。
この価格で美味しい合鴨であれば高価だとは思えません。次にご紹介するように、野菜といっしょに盛ればみんなで食べられますよ。
合鴨スモークロースを使ったレシピ
そのまま食べても美味しい『合鴨スモークロース』ですが、ほんの少しだけ手を加えると、おもてなしでも人気のメニューに仕上がります。
この料理のコツは、美味しい食材を揃えることだけです!!
用意するのは
- 成城石井で売ってる『合鴨スモークロース』
- ベビーリーフ(ルッコラなど小さい葉っぱがいろいろ入っている)あるいはサラダ菜
- エクストラバージンオリーブオイル
- カルディで売ってる『ヴィラグリメッリ バルサミコビネガー ゴールド』
- 赤ピーマンやキノコ類(シイタケやエリンギなど)
- タイムなどお好みのスパイス
- ベビーリーフを洗って、水気をよーく切っておきます。
- 赤ピーマンやキノコ類を適当な大きさに切ります。
- 2をオリーブオイルで炒め、塩胡椒とスパイスで味付けして冷ましておきます。
- 合鴨スモークロースは薄く切ります。
- オリーブオイルとバルサミコ酢を2:1の割合で入れて、ドレッシングを作ります。
- お皿に盛り付けたら出来上がり
赤ピーマンとキノコを炒める時に使うスパイスはお好みのもので大丈夫ですが、何を使ったらいいのかわからない場合には、「アヒージョ」を作る時のミックススパ使って使っても美味しいです。
合鴨スモークロースとも合うので、私は取り皿の中で混ぜ合わせながら食べます。
これが赤ワインに合うんだわ。
成城石井で『合鴨スモークロース』を見つけたら、ぜひお試しくださいね。
なお、バルサミコ酢はカルディで売ってる『ヴィラグリメッリ バルサミコビネガー ゴールド』が使い勝手がいいですよ。

ちなみにベビーリーフはプランターで簡単に育てられます。あると便利ですよ。
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