バルサミコ酢は、ぶどうの濃縮果汁から作られたお酢のこと。
オリーブオイルと混ぜてドレッシングにしたり、イタリア料理のソースに使ったりと便利なアイテムですね。
でも、最近ではいろいろなバルサミコ酢が売られていて、どれを買ったらいいのか迷うことも。
イタリア旅行大好きで20回ほど行った私が、いろいろ食べ比べた結果たどりついた1本。我が家の定番のバルサミコ酢をご紹介します。
バルサミコ酢とはどんなお酢?
バルサミコ酢の原料は濃縮されたぶどう果汁。けれども、バルサミコ酢と呼ばれるためには、もっとややこしい話があるんですよね。
酢の大手メーカー『mizkan』によると・・・。
バルサミコとは、イタリア北部・モデナ地方にて、11世紀から作られている伝統的なお酢です。
イタリアには、バルサミコの製造方法・生産地・構成成分を定めた法律があり、定義にあったものでなければ、バルサミコとは呼べません。ワインとぶどう果汁の濃縮したものを原料として木の樽で熟成することにより、製造されています。その製法による独特のまろやかな甘み、芳醇な香り、深い色(黒に近い暗褐色)が特徴です。
伝統的な方法で作られたバルサミコ酢(アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ)は、12年物や18年物、25年物とランクがあって、とても高価なんです。
バルサミコ酢は高価なものほど美味しいの?
バルサミコ酢は高ければ高いほど美味しいかと言うと、そういうわけではありません。
実際にピンからキリまでいろいろ購入して試した結果、高いものほどまろやかで甘味が強い傾向があることを実感しました。必ずしも高いバルサミコ酢がすべての料理に向いているとは言えないのです。
いわゆるアチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ・ディ・モデナDOPと呼ばれる本物のバルサミコ酢は、例えばパルミッジャーノ・レジャーノを使ったリゾットの仕上げに数滴落とすなどアクセント的な使い方が向いているのでしょうね。
もし普段ドレッシングに使うバルサミコ酢をお探しでしたら、DOPではなくてIGPとラベルに書かれた物の中からお気に入りを見つけることができるはずです。
でも、あまりにも安いバルサミコ酢の中には、まろやかさが全然なくて酸っぱいだけのものもあるので要注意です。
カルディの『ヴィラグリメッリのバルサミコ酢』が一押し!
そこでおすすめするのが、カルディの『ヴィラグリメッリ バルサミコビネガー ゴールド』です。
これは、厳密な話をすると伝統的なバルサミコ酢ではありません。
けれども、カルディで売られている数あるバルサミコ酢の中では、いえいえ、私としては日本で売られているバルサミコ酢の中ではこれがおすすめです。値段と味のバランスがいいんですよね。
250mlで販売価格が1,134円(税込)。
このバルサミコビネガーには「ゴールド」と「プラチナ」の2種類があります。おすすめは「ゴールド」という安い方。ラベルにはACETO BALSAMICO DI MODENA IGPと書かれています。
「プラチナ」は100mlで販売価格840円(税込)と単価が高く、濃厚で甘味が強いタイプ。アイスクリームや果物には「プラチナ」、ドレッシングには「ゴールド」ですね。
カルディは店舗が多いので便利。オンラインストアでも購入は可能。こちらのバルサミコ酢は売り切れのことも多いので、私は実店舗で見つけたら買っておきます。
カルディの他のバルサミコ酢はどう?
いろいろ使ってみた結果、カルディの『ヴィラグリメッリ バルサミコビネガー ゴールド』をおすすめしているので、他に説明はいらないような気もします。
でも納得できない方のために、カルディでよく見かける他のバルサミコ酢もご紹介。
『グロソリ・アチェート・バルサミコ・ディ・モディナ』
いつものお気に入りのバルサミコ酢がカルディで品切れで、やむを得ず他のバルサミコ酢を購入してみました。
『グロソリ・アチェート・バルサミコ・ディ・モディナ』という名前のバルサミコ酢。「侯爵の酢」とも称される高貴な味わいという説明書き。ラベルもおしゃれで見たことがある人もいらっしゃるのでは?
でも、やはりダメでしたね。もちろん好みの問題があるはずですが、酢として酸味が強くて尖った感じ。
500mlで1018円です。
私がおすすめのカルディの『ヴィラグリメッリ バルサミコビネガー ゴールド』が250mlで販売価格が1,134円(税込)。2倍以上しますが、やはりこちらを選んで欲しいですね。
酢に1000円も出すのは「もったいない」と思った人はいませんか?
ワイン1本1000円は一晩でなくなりますが、翌朝にはどんな味だったかさえ覚えてないことも。
オリーブオイルや酢は1本気に入ったものがあると、しばらく美味しい手抜き料理が作れます。
『アルチェネロのバルサミコ酢』
アルチェネロは世界的に知られているイタリアNo.1のオーガニックブランド。馬のマークに見覚えがある方もいらっしゃるのでは?オリーブオイルだけでなくバルサミコ酢も作っています。
右のALCE NERO(アルチェネロ)有機バルサミコ・ビネガー 250mlはAmazonで大人気。確認してみたところ、あわせ買い対象商品となっているので、注文合計額が2000円以上の場合に560円で購入できました。確かに安いですね。
酸化防止剤などの添加物は使われていない良いお品だとは思うのですが、私はヴィラグリメッリ バルサミコビネガーの方が好きです。
アルチェネロのバルサミコ酢は、私には酸味が強くサラッとし過ぎていました。ただこれは好みの問題も。アルチェネロが評価の高いお品であることは事実です。
例えば、鉄板いっぱいの夏野菜にオリーブオイルとバルサミコ酢をかけて焼くといった場合には、たっぷり使えるお値段ですし向いていると思います。
鴨肉や生ハムに少しだけかけてそのまま味わう場合には、もう少し熟成した味わいのバルサミコ酢がおすすめです。
アルチェネロのバルサミコ酢のおすすめは、むしろ写真左のALCE NERO(アルチェネロ)有機ホワイトバルサミコ・ビネガー 250mlです!ほとんど無色ですので、お料理の素材の色を生かしたい時にもぴったり。シーフードやフルーツを使ったサラダとの相性もいいですし、和食にも合います。
白ワインビネガーでは酸味が強すぎると思われる方は一度お試しくださいね。ホワイトバルサミコ酢についての詳しくは次の記事にまとめてあります。

カルディのおすすめバルサミコ酢の使い方
料理というほどのものではありませんが、最後にひとつご紹介。
用意するのは・・・
- おなじみのカルディの生ハム切り落とし
- ベビーリーフ(小さい葉っぱの入ったパック。ルッコラ入りがおすすめ。)
- エクストラバージンオリーブオイル(私は今はヨルダンで買ったものを使ってます。)
- カルディの『ヴィラグリメッリのバルサミコ酢』
- ベビーリーフは洗って水気をよく切ります。お皿に盛って、上に生ハム切り落としを適当にのせます。お好みで黒胡椒をカリカリと挽いて振ります。
- オリーブオイルとバルサミコ酢を2:1くらいの割合で混ぜてドレッシングにします。(生ハムの塩気があるので、私は塩を入れません。)適量かけたらできあがり!
生ハムと呼ばれているカルディのアイテム、イタリアのプロシュートとは全然違いますが、これはこれで安いし便利。
と言うわけで、イタリアに20回行ったと豪語したわりに、普段は1000円以下のワインに、生ハムもどき、バルサミコもどきで満足して楽しくやってますよ。
普段づかいにぴったり!
また、私が成城石井でよく買う『合鴨スモークロース』というお気に入りがあって、それにもバルサミコ酢が合います。

レストランで美味しいイタリア料理を食べたい時には、麻布十番のこちらのお店もおすすめ。
芸能人をよく見かけるというレストランですが、カジュアルな雰囲気です。

海外旅行で出会った美味しいものを日本でも食べたい!という食いしん坊。次の旅行の計画を立てているか、美味しい食材探してます。
最後までお読みくださってありがとうございました。
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