塩は私たちが生きていく上で欠かすことのできない大切な調味料。
どこでも手に入るとは言え、最近ではいろんな種類の塩が販売されていますね。
そして、その味は本当に様々。たくさんの中からひとつを選択するのは難しいけれど、上手に選んで使うと毎日のお料理がワンランクアップします!
なんと、今では幅広い品揃えの塩専門店があるんです。約360種類の塩が全種類試食可能で、塩の専門家がいるお店をご紹介します。
麻布十番の塩屋
麻布十番にある「塩屋」は、日本・世界の塩およそ360種600アイテムを取り扱う塩の専門店。日本最大級の品揃えです。
沖縄の方言では、塩のことを「まーす」、屋のことを「やー」と呼ぶそうです。知りませんでした!なので、店名は「まーすやー」と読むのですね。
塩屋の試食コーナーで自分に合った塩を見つけよう
いろんな種類がある塩だけど、どのようにして選べばいいのでしょうか?
生産地で選んだり、お料理の用途で選んだり。
でも、一番良い方法は味を見てみること。塩の専門店であれば、様々な産地・生産者のものが揃っていますので、比較することが可能なんです。
ただ、塩単独で味見をして「美味しい!」と感じることはできるけど、実際にお料理に使った時の味わいは想像力も必要かも。
そんな時に助けてくれるのが、可愛らしい手書きのPOPや料理の写真。実際にどんな料理に合うのかがわかりやすく説明されています。
ふだん自分がよく食べる料理に合わせて購入するのもいいですね。おにぎりをよく食べる人でしたら「おにぎりの塩」「しそ塩」「雪塩」など。お肉が好きな人でしたら「ヒマラヤ岩塩」「ピンクロックソルト」などと言った選び方もできます。
わからないことがあれば、塩の専門家であるスタッフに相談してみましょう。特定のメーカーの店ではなく数多くの塩を揃えた専門店ですので、公平な立ち場からのアドバイスをもらえます。
これだけ吟味することができれば、「一瓶購入してみたけれど、結局は好みに合わず使わなかったよー」という心配はほぼありませんね。
「塩屋」の店内には、写真のように試食できるコーナーがあります。
お刺身にぴったりの「わさび塩」、贅沢に「トリュフ塩」、北海道産の昆布を使った「なまら塩」など、味見することができるんです。
「わさび塩」美味しいですよ。少量をパラパラとお刺身にかけることができるので、醤油より減塩がしやすいと思いました。
そして「ドレッシングソルト」も時々購入してますが便利。オイルとビネガーにコレを加えるだけで、ハーブが効いたドレッシングになります。
ドレッシング作りはそのたびに自分で好みのハーブを加えてもいいのですが、こちらのアイテムは8種類ものハーブを組み合わせてあります。手軽にバランスのいいお味が得られるところがいいです。
試食は本当に楽しい!でも、当然ながら塩はしょっぱいし、あまりたくさん味見を続けると味がわからなくなってしまいそうですね。
そこでお店による「テイスティングの楽しみ方」を参考にしてください。
- 塩を手に少し盛る
- 味わう時は下の真ん中で
- 残った塩はくず入れに
- なめたあとはお水で口なおし
なるほど!取ってしまった塩を全部食べないことも大切。これで舌の感覚が保てますね。
塩屋の人気ランキングを見てみよう
たくさんの塩があるけれど、どれが人気の塩なのでしょうか?参考までに「塩屋」の人気アイテムをご紹介してみます。上の写真の黒板に書かれているのがランキングなんですね。ここでも手書きの文字。この感じが温かみのあるお店の雰囲気を作っているのかもしれません。
日本の塩の人気ランキング
1位 五代庵の梅塩(梅酢を使って作った塩)
2位 わじまの海塩(石川県輪島の海塩)
3位 なまら塩(北海道産昆布を使った塩)
世界の塩の人気ランキング
1位 トリュフ塩(高級食材トリュフの香りの塩)
2位 フィオッキ ディ サーレ スモーク(スモークの香りの塩)
3位 セル デ ヴァン メルロー(メルロー種のワインに漬け込んだ塩)
いろんな塩があるんですね。説明を聞かないとわからないくらい、塩の世界は奥が深いことがわかりました。
試食コーナーではなくて他のコーナーでも試食の瓶が用意されています。それがない場合であっても、全種類試食が可能だそうです。
ちなみに私が好きなのは、下の写真にある「雪塩」です。旅行先の沖縄で出会って好きになりました。塩はしょっぱいだけではなく、こんなに味わいがあるものだったんだ…と。
サラサラとした粉雪のような宮古島の塩です。
我が家でふだん愛用している塩がスペースを取って数多く並べられていると、なんだか嬉しくなりました。
雪塩ソフトクリームが食べられる
そんな宮古島の「雪塩」を使った雪塩ソフトクリームを知ってますか?
モンドセレクション(世界食品オリンピックとも言われてますね)で過去に3年連続金賞を受賞したソフトクリーム。
「雪塩」のほんのり塩味が、ソフトクリームの甘さを上手く引き立ててくれるんですね。
店内には、外を眺めながら食べられるイートインスペースも。
窓の外には十番稲荷大社も見えて、なかなか素敵なくつろげる空間。ソフトクリームを歩きながら食べるのは落ち着かないという人も、ここならゆっくりできます。
ソフトクリーム自体に塩が少量入っているのですが、さらに各種塩のトッピングを選ぶことも。「ココア塩」「抹茶塩」など、まさにソフトクリームに合いそうな塩があるんですね。これらの塩はもちろん店内で販売されています。
こんな日に限って、デザートもたっぷりの豪華なランチを食べてしまってお腹いっぱい。ソフトクリームを食べることができなくて残念でした。
麻布十番の塩屋はどこにある?
「塩屋」の場所は麻布十番駅からすぐのわかりやすいところです。
東京メトロ南北線の麻布十番駅4番出口から徒歩約4分。
都営大江戸線の麻布十番駅7番出口から徒歩約30秒。
営業時間は10:00-21:00で、年中無休となっています。
塩屋の他の支店はどこにある?
「塩屋」のお店は都内にもう一店舗、東京ソラマチ店があります。東京スカイツリータウン・ソラマチの4階。こちらの店舗には雪塩ソフトクリームの取り扱いはありません。
その他は沖縄方面に6店舗。国際通り店、那覇空港店、平和通り店、宮古店、石垣店、国際通り松尾店です。
「塩屋」は元々は沖縄発のお店ですので、やはり沖縄方面に店舗が。沖縄旅行の際に「雪塩ソフトクリーム」を初めて食べて好きになったという声もネット上では聞かれます。
なお、「塩屋」の公式通販サイトはとても詳しいのでおすすめ。塩について記事を読むだけでもとても勉強になるサイトですよ。
麻布十番には美味しいイタリアンのお店もあるので、お出かけの際にはこちらも要チェック。芸能人がよくおすすめしているので有名店ですが、カジュアルな雰囲気ですので安心してくださいね。
「塩屋」から「ピッコログランデ」までは徒歩5分ほど。途中、「たい焼き屋さん」とか「かりんと屋さん」とか「煎餅屋さん」とか。麻布十番は下町の雰囲気で面白い街です。

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